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菅生新樹、俳優デビューから充実した2年 20代のうちは「変に大人になりたくない」

クランクイン! / 2024年8月2日 7時0分

菅生新樹

 2022年の俳優デビュー以来、『初恋の悪魔』『下剋上球児』『パーセント』と着実にキャリアを積み重ねてきた菅生新樹。現在は、高橋文哉主演『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分※一部地域除く)で、主人公を支える大門伝助を熱演中だ。そんな彼に、ストーリーの重要なポジションを担う大役挑戦への思いや、デビューからこれまでの2年を語ってもらった。

◆演じる大門伝助は“武蔵坊弁慶” 強さを表すため6kg増量し体を大きく

 本作は、『クロサギ』や『正直不動産』など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武のデビュー作を、連載終了から19年の時を経て実写ドラマ化した青春ヤンキー作品。

 危多漢闘(きたかんとう)最大を誇る、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔。かたやクラスでも全く存在感がない、万年パシリ・山田達人。この最強と最弱の二人が偶然に出会い、容姿がソックリだったためにある日、人生を交換することに―。真逆な翔と達人に高橋文哉が一人二役で挑む。

 菅生が演じるのは、「グランドクロス」の副長で翔の右腕・大門伝助。翔と入れ替わった達人と常に行動をともにし、ヤンキーのイロハを達人に教え込んでいく。アイドルオタクでひ弱キャラの達人のようなタイプは本来嫌いなはずだが、達人の持つある種の“気合い”には一目置くように。翔と達人が入れ替わっていることを知る唯一の男となるが、実はその裏で誰も知らない秘密を抱えているという役どころだ。

――本作で大門を演じるとお聞きになった時のお気持ちは?

菅生:ヤンキー物はいつかやりたいと思っていたので、まずはその衝撃がありました。本作の重要な人物をやらせてもらえるんだ!っていう高揚と、ちょっとした不安もありました。

――確かに、『下剋上球児』で演じた日沖誠はヤンキーじゃなかったですね。

菅生:見た目だけで全然ヤンキーじゃなかったです。球児の時は坊主じゃなかったのに、今回は坊主にもなっちゃって(笑)。

――(笑)。演じられる大門伝助ですが、どんなキャラクターでしょうか?

菅生:監督ともお話したのですが、分かりやすく言うと、義経を守るために忠義を尽くし盾となった“武蔵坊弁慶”。「グランドクロス」というチームにおいて、達人がなりすましていることがバレちゃいけない。でもチームは続行しないといけないというところで、盾となり、そしてたまには矛となり、実はチームの柱なんじゃないかと思う人物ですね。

――そんな大門を演じるうえでこだわった部分はどこでしょうか。

菅生:たとえば、達人が変なことを言いましたってなった時に、他のみんなは笑ったり「え…?」ってなっているけど、大門だけは怒っていたりするんです。そういうみんなの前でなりすましがバレないよう立ち回る大門、達人と2人きりでいる時の大門、翔といる時の大門、そして大門は秘密を抱えているのでそういう時の大門と、その時々でいろんな大門になる変化を意識しています。

――ビジュアル面ではどうですか? かなり体ががっちりされた印象ですが…。

菅生:視覚的に「副長強そう!」と思われたかったので、体を大きくしました。『下剋上~』の頃から6kgくらい増えていますね。ビジュアル面では、この胸板の厚さと、赤い髪の坊主、それに衣装にも細かくこだわっています。

◆高橋文哉とは“男三兄弟の末っ子”の共通点


――翔と達人を演じる高橋文哉さんとは初共演。菅生さんから見て、高橋さんはどんな方ですか?

菅生:僕も文哉も、男三兄弟の末っ子なんです。僕も私生活において子どもっぽいって言われるんですけど、僕よりもガキがこの世にいるんだ!って思うくらい、子どもっぽくて(笑)。僕よりもすごく童心があるやつだなって思います。世間はどう思っているかわからないですけど僕といる時はそんな感じで、子どもっぽくってかわいいというか、一緒にはしゃげる気が合うタイプです。

でも共演する前にスタジオですれ違ったりイベント会場で見かけた時には、「きっと彼とは仲良くなれないだろうな」って勝手に心の中で思ってたんですよね(笑)。それが実際に会って、お互いの作品や仕事の話をするうちに意気投合しました。本当に性格の良い、みんなからも愛される人です。

――『下剋上球児』に続いて、本作も「グランドクロス」のメンバーに同世代の俳優さんがそろう現場ですね。

菅生:休み時間には男子校みたいなノリになってしまうので、『下剋上~』と似ているような感じもあるのですが、どこかちょっと違うんですよね。今回は自分より経験値の高い先輩メンバーがたくさんいるので、ヤンキーが身近な存在ではないからこそ、みんなで役を作るうえで「ここはこうかな」「あそこはこうしたい」とか、いろんな案を持ち寄って、それぞれが「それいいね」「これもいいね」って言い合える環境でやっています。そんな中で、僕と文哉は場をかき乱したり盛り上げたり、ずっとふざけていたりするような立ち位置でもあります。

◆デビューから2年&まもなく25歳 20代のうちは「変に大人になりたくない」


――俳優デビューから2年が経ちました。この2年を振り返るといかがですか?

菅生:意外と早いというか、「もう2年経っちゃった」という感じですね。まだまだたった2年だと思うんですけど、全然そんな感覚じゃなくて。「2年経っちゃった」「この2年の間で自分はちゃんと進めたのかな?」と振り返ったときに、1つ1つ思い入れのある役をやらせてもらえているので、あっという間の2年だったなと思いますし、自分で判断するのは難しいですが、少しでも成長できていたらいいなと思います。充実した2年でした。

結果としてこうやって順調すぎるといいますか、マネージャーさんのおかげですけど、こんなに絶え間なく順調にお仕事させていただけているのは想像していませんでしたし、びっくりの連続すぎて、まだまだ気持ちが追いついていないところもあります。

――着実にキャリアを重ねられているので、手ごたえや自信を感じておられるのかと思ってました。

菅生:いえいえ。決して力でつかみとった!とかじゃなく、ご縁がつながったんだなという感覚なんです。まだまだ自分の心と体が追いついていない部分があるので、現状に甘えたり満足したりすることなく、もっともっと努力を惜しまず、貪欲に力を付けて進んでいきたいです。

――8月には25歳になられますが、20代のうちにやっておきたいことはありますか?

菅生:20代の間に、変に大人になりたくないなって思います。気分的にもっとどっしりしなきゃと思う部分もあるんですけど、いい意味で自分のことに集中するというか、若気の至りというのもまだまだ出せる年だと思うので、変に大人になったり、全部「わかります、わかります」と言ったりせず、20代のうちは頼れるところは頼っていきたいです。いつか自分が引っ張る立場になれるのであれば、説得力を持たせるためにも、たくさんの経験を積んでいきたいと思います。

――秋からは、橋本環奈さん演じるヒロインの幼なじみとして登場する朝ドラ『おむすび』も始まります。菅生さんに注目しているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

菅生:本作ではヤンキー役をやって、次は朝ドラもあってと、それぞれの作品での変化や違いを楽しんでもらいたいです。これからもっともっとメディアに出て、もっともっと世の中に露出していきたいと思っているので、今後もぜひ注目してください!

(取材・文:渡那拳 写真:高野広美)

 金曜ナイトドラマ『伝説の頭 翔』は、テレビ朝日系にて毎週金曜23時15分放送※一部地域除く。

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