IMP. 佐藤新、実話もとにした映画『春の香り』出演決定 脳腫瘍と闘い漫画家目指した少女の生涯描く

映画『春の香り』に出演する佐藤新

　IMP.の佐藤新が、脳腫瘍と闘い漫画家を目指した少女の実話を基にした青春映画『春の香り』に出演することが決定。佐藤のコメントと、主演・美咲姫（みさき）と佐藤の出演シーンの現場風景を捉えた映像が公開された。本作にて佐藤は、主人公の女子校生ハルカが転入先の高校で出会い恋に落ちる、男子生徒・巧役を務める。

　本作の主人公のモデルは、悪性脳腫瘍と闘いながら漫画家を目指し、18歳で生涯を閉じた坂野春香さん。春香さんの両親である坂野貴宏・和歌子夫妻が上梓した「春の香り 脳腫瘍と闘い、十八歳で逝ってしまった最愛の娘へ」（文芸社刊）を基に、丹野雅仁監督がフィクションで描く青春ストーリーだ。

　マンガ家志望の女子高校生・藤森ハルカ。彼女はある日、執筆中の恋愛マンガのキャラクターと同じ名前を持つ少年・巧（タクミ）と運命的に出会い、恋に落ちる。しかしそんな矢先に悪性脳腫瘍が再発し、手術の影響で右手にまひが残ってしまう。ハルカは失意の中タクミに別れを告げてマンガを描くこともやめるが、家族の愛に支えられながら懸命にリハビリを続け、やがてタクミへの思いを胸にマンガの続きを描き始める。

　ハルカを演じたのは、1000人超のオーディションから選ばれた20歳の新人・美咲姫（みさき）。2023年に俳優になるため鹿児島から上京した美咲姫は、2024年秋公開予定の映画『しまねこ』ではメインキャストを務めている。

　この度、TOBEの7人組男性グループIMP.（アイエムピー）のメンバー、佐藤新の出演が決定。主人公の女子校生ハルカが転入先の高校で出会う、男子生徒・巧役を務める。佐藤は「久々のお芝居という事でとても緊張しましたが、監督やスタッフさんがとても暖かく迎えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいでした。巧の正義感が強く芯の強い人柄を表現できてたら嬉しいです。この作品が色んな方々に、そして天国の春香さんにも届く事を心から祈っています」とメッセージを寄せた。

　これまで、ハルカ役のオーディション審査を受けている美咲姫の様子を記録したエピソード1、原作者の坂野貴宏・和歌子夫妻に密着したエピソード2、映画の主題歌を担当するシンガーソングライターの山本雅也による楽曲「ハルカ」にのせて、映画撮影時のロケ映像を捉えたエピソード3など、映画の裏側を記録したドキュメンタリー映像を公開してきた本作。

　今回は佐藤のコメントと併せて、主演・美咲姫（みさき）と佐藤の出演シーンの現場風景を収めたエピソード4が公開。佐藤が優しい表情でカメラを見つめる姿から始まり、スタッフに囲まれながら美咲姫と佐藤が真摯（しんし）に演技に取り組む姿などを捉えている。本編で2人が見せる、瑞々しくもエネルギッシュな演技に注目だ。

　映画『春の香り』は、2025年春公開。