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なにわ男子・大西流星「青春したな!って感じ」 同世代キャスト集結の恋愛映画で映画初主演

クランクイン! / 2024年8月17日 6時30分

なにわ男子・大西流星

 なにわ男子の大西流星が、累計発行部数120万部を超える水野美波による同名の人気少女コミックを実写化した『恋を知らない僕たちは』で映画初主演を果たす。“本気の恋”に向き合う6人の高校生たちをリアルに描き出す本作で恋愛映画に初挑戦し、同世代キャストとともにリアルな恋愛模様を繊細に演じきった大西が、撮影の様子を振り返ってくれた。

■映画初主演! なにわ男子のメンバーが撮影中も「支えてくれた」

 高校2年生の英二(大西流星)は、幼なじみの泉(莉子)へ密かな想いを寄せるも、泉は英二の中学からの親友・直彦(窪塚愛流)と付き合っていた。さらに、泉と同じクラスの小春(齊藤なぎさ)は直彦に心を奪われ、瑞穂(志田彩良)は英二を意識し始め、太一(猪狩蒼弥/HiHi Jets)は瑞穂を一途に想い続ける。本作は、そんな高校生6人の片想いが交錯し、それぞれの繊細な感情が描かれるリアルラブストーリーだ。

――本作の映画初主演のお話を聞いた時の気持ちは?

大西:まずお話を聞いた時に、恋愛映画で主演するという夢がこんなにも早く叶うんだということにびっくりしました。自分自身、恋愛映画を観るのも好きだったんです。友達と観に行ったりしてキュンキュンして、帰りに「ここ、よかったよね!」みたいな話をするのも好きだったので、恋愛映画でスクリーンの向こう側の人になれるというのがすごく嬉しかったです。原作を読んだ時に、展開が早くて作品としても読み応えがあったので、「この世界観に入れるんだ!」という喜びも大きかったですね。他のキャストの皆さんがどんな人なんだろうというワクワクがあって、撮影が一気に楽しみになったのを覚えています。

――なにわ男子のメンバーの皆さんからの反応はいかがでしたか?

大西:大橋(和也)くんやみっちー(道枝駿佑)は原作を知っていましたね。「こういう感じ?」「こういうシーン、あるのかな」とすごく楽しみにしてくれていました。九州での撮影だったのですが、撮影期間中も「行ってらっしゃい」「頑張ってね」という言葉を毎回かけてくれて支えてくれました。丈くん(藤原丈一郎)や大ちゃん(西畑大吾)は「キスシーンはあるの?」とかキュンキュンするシーンについて聞いてくるんですよね。毎回メンバーがそれぞれ作品に出るたびに、そういう話題が上がるんです(笑)。他のメンバーが出演した時は僕もそうなるんですけど、メンバー同士だから言える、このいじり合い、この空気感が楽しいなと思いました。

――大西さんのクランクアップの時には、大橋さんが駆け付けていましたよね。

大西:そうですね。クランクアップの日にちょうど大橋くんが現場に遊びに来てくれたんですけど、自分の撮影現場にメンバーが来るのって、何だか変な感覚でした(笑)。しかもその時は、ストーリーの中でも大事なシーンの撮影だったんです。映画のカメラで撮っているその後ろに真正面から大橋くんがカメラを構えてて、正直ちょっと集中できなかったので、大橋くんから目線を外しました(笑)。でもやっぱりメンバーが自分の現場に来て差し入れをくれたり、僕が近づくとすごく優しかったりして…ありがたいな、愛されてるなと思いました。



■共演の同世代キャストたちは「本当にクラスメートみたいな感覚」


――ご自身が演じる主人公の英二のキャラクターはどう捉えていらっしゃいましたか?

大西:原作や脚本を読みながら、英二自身、本当に人のことが大好きで、いろいろな人に関わっていって、たくさん吸収していく人物だなというのを感じました。恋に戸惑って、自分の気持ちに素直になれないというキャラクターなんですが、撮影中は、(酒井麻衣)監督と二人三脚で役と向き合ってキャラクター像を一から作り上げていきました。英二は恋をだんだん知っていくわけですけど、「こいつ、変なやつだな」というところからだんだん気になってくる…そういう気持ちの変化がすごく繊細なんです。恋を知らない人たちが恋をすると、こうやってだんだん恋だと気付いていくんだな…ということがすごくリアルに描かれていて、好きな人がいるなかで、友情も優先しなくちゃいけないという葛藤が英二の中であるので、そういうシーンは演じていてもすごく胸がキューっと締め付けられましたし、応援したくなりました。

――そうした繊細な感情表現が求められる役どころで、お芝居としてやりがいもありつつ、難しさもあったのでは?と思うのですが…。

大西:そうですね。特に、小春(齊藤)とのシーンはいろいろなことを小春から英二が気づかせてもらうことが多いので、2人のシーンは感情の変化をつけれるように頑張りました。

――本作では同年代の俳優さんたちと共演されていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

大西:本当にクラスメートみたいな感覚で、現場はずっとハッピーな空気感でした。でもカメラが回るとみんなスイッチが入って、お芝居しやすい空間になるんですよね。待ち時間に人狼をやったり、SNS用でみんな一人ずつ携帯を持たせていただいたので、キャスト同士で写真を撮りあったり、おすすめのフィルターを教えあったりしていました(笑)。1ヵ月ちょっとの撮影でしたけど、本当に楽しくて、青春したな!って感じがしました。掛け合いやテンポ感もすごくよくて、リアルな学生のノリって感じがして好きでした。

――初共演の方もいらしたと思いますが、役柄の親しい関係性はどのように作っていったんですか?

大西:最初はどうしても自分の役がどういうキャラクターかを探ることに必死だったので、初対面の時にはあまり皆さんとお話しできなかったんです。でもその時からガリさん(猪狩)は、役柄の太一としてもそうですけど、めちゃくちゃ周りを引っ張ってくれていました。だからこの現場は安心できるなと思えて…すごく頼りがいを感じました。ムードメーカーなんですけど、空気を読んでくれることも。大事なシーンの前は距離をとってくれるし、そういう気遣いができる人なんだなと知ることができました。僕より年下だったことはびっくりでしたけど…(笑)。しっかりしてるから、年上かと思っていたんです(笑)。

――(笑)。共演シーンの多い窪塚さんの印象は?

大西:愛流が演じる直彦は、役柄的に英二よりも大人っぽくて、爽やかな感じがあるんです。もちろん愛流自身も爽やかなんですけど…すごく無邪気なんです。ロケバスですぐ寝ちゃったりするところがかわいいし、お弁当を休憩が終わる直前までゆっくり食べていて、休憩が終わるぞって知ったら口いっぱいに残りのごはんを含んで現場に行っちゃったりとか…(笑)。そういうところがかわいらしくて、みんなから“赤ちゃん”って言われてました。ガリさんや愛流との関係性もあってか、英二が直彦や太一と話すシーンは、より打ち解けているような、男子だけのノリがありましたね(笑)。

■大西「こんなにもギュっと青春を詰め込んだ映画は観たことがない」


――酒井麻衣監督は、なにわ男子のミュージックビデオも撮っていらっしゃいますが、今回ご一緒されるにあたってお話されたことは?

大西:酒井監督は「初心LOVE(うぶらぶ)」と「ダイヤモンドスマイル」のMVでもお世話になっているので、今回映画でご一緒するということを聞いてうれしかったです。毎回「ここ、どうですか?」と聞いてくださったので、そうしたやりとりが本当に支えてくださっているという感じがして、助けられました。酒井監督が撮る作品って画もキレイですし、ちょっとした心境の変化を映し出すところもすごくステキだなと思っているんです。わずかな表情の違いとか、細かいところまでこだわられているので、撮影中にアドバイスをいただくこともありました。それと、(猪狩演じる)太一のシーンはガリさんがリハーサルでいろいろなことを仕掛けてくるんですけど、監督もそれを面白がりながら、すごく楽しそうに撮影されていたのが印象的ですね。劇中でもそのシーンはすごく面白く使われてるので、注目してほしいです。

――太一が組むバンドの楽曲の歌詞も監督が書かれているんですよね?

大西:そうですね。聴いているだけで感動しちゃうぐらい、映画に合っている歌詞なんです。6人それぞれの気持ちに共感できるような歌詞だなって思いましたし、それを太一が歌ってるのがまたエモいです!

――劇中の“走る”シーンも印象的でした。

大西:走るシーンはたくさんテイクを撮りました。スローモーションで撮ったり、無邪気に走るだけじゃなくビジュアルも崩しすぎないように気をつけたり、監督もこだわって撮ってくださっていたんです。完成を観ても走るシーンはすごくキレイで、「走るだけでこんなに青春感が2割増しぐらいになるの?」って思いました(笑)。

――海のシーンは撮影も大変だったのでは?

大西:そうですね。海は寒すぎて、めっちゃ大変でした(苦笑)。だから、みんなで円陣を組んでから海に入ったんです。面白いことに演じている時はそんなに寒くないんですよ。でも、寒くないはずなのに、「冷たっ!」とか言いそうになるんですけどね(笑)。海辺のシーンでも、もしかしたらふいに言っていたかもしれないです(笑)。海だからこそ出せた感情や素な感じがあるんじゃないかな。海のシーンは2回あるんですけど、初めと後のシーンでは見方が変わるというか…感慨深くてジーンときましたね。

――完成はどなたとご覧になったんですか?

大西:6人全員は集まれなかったんですが、ガリさんと志田(彩良)さんと齊藤(なぎさ)さんがいました。僕、ガリさんの隣で見たんです。ガリさんが気を遣ってくれて1席空けてくれていたんですけど、「いや、一緒に見ようよ(笑)」って誘って隣で観ました。キュンキュンするシーンの前は、僕に「ウェ~イ!」みたいな感じで言ってくるので、“男子校の友達と映画館に来た”みたいなテンションで、面白かったです(笑)。

――1番キュンキュンしたシーンは?

大西:え~(迷)…個人的には、自分のシーンではないですけど、直彦と泉がお互いに気持ちを素直に伝え合って笑い合ってるシーンがキュンキュンしました。予告にも使われているんですけど、「あんな爽やかな映像撮れる!?」っていうぐらい、あのシーンを観ると本当に心が浄化されて眼福です(笑)。

――羨ましいですか? こういう青春。

大西:羨ましかったです(笑)。こんなにもギュっと青春を詰め込んだ映画は観たことないぐらい、すごくピュアでした。

■大西流星、○○を知ったら「ファンになっちゃいました!」


――今回、英二のビジュアルでこだわった部分は?

大西:この作品ではメイクをほぼ自前でやっていたんです。英二のポイントは、ひっそりアイラインを引いているところですね。原作もそうですけど、英二の目力、目の動きで表現する繊細なシーンが多いので、カーキやグレーっぽいアイラインを分からないぐらいナチュラルに引いていました。髪の毛は、ちょっと英二は外ハネや、ちょっとボサボサっとした部分があるので、そこは英二のチャームポイントじゃないかな。茶髪にもしたのですごく新鮮。僕自身の新しい一面が見せられているのかなと思います。それと、英二ならパイナップルのジュースとか…それぞれキャラクターを彩ってくれるアイテムもあるんです。劇中でも、それがより濃くキャラクターを映し出してくれていると思います。

――『恋を知らない僕たちは』はそれぞれが恋を知って変化していく様子が見どころですが、大西さんご自身、何かを知る前と知った後で変わったことはありますか?

大西:僕、新幹線が大好きなんですけど、一度、新幹線の清掃の密着映像を見たことがあるんです。停車中のちょっとした時間に、清掃員の方が車内に入ってシートを替えたり、忘れ物がないかを見たりされていたんですが、そうした新幹線の裏側を見たら清掃員の皆さんのファンになっちゃいました! スターを見てる気分になっちゃいます(笑)。新幹線に乗る時も、窓の外からジロジロと「あ、掃除してる!」って見ちゃって…。何か僕、変な人になっちゃってるかもしれないです(笑)。それを知って以来、清掃に時間かからないように座席はキレイに使おうと思いましたし、シートも倒したら元に戻してからじゃないと下りないとか…常に意識するようになりました。

――今回の映画は「“360度キュンとして共感”する等身大(リアル)ラブストーリー」と銘打たれていますが、大西さん自身が最近思わずキュンとしたことは?

大西:嵐の櫻井(翔)くんとバラエティー番組で共演した時に、「久しぶりだよね」と言ってくださったんです。「覚えててくれてるんや」と思って、めちゃくちゃキュンとしました(笑)。番組内でも話しかけてくださったり、セット裏でも「最近、元気してる?」みたいな話をしてくださったり、ちゃんとチェックしてくださっているという優しさにキュンとしました。あと“自分たち(なにわ男子)、かわいいな”と思ったのは、いろいろなテレビ番組に呼んでいただいてメンバーと一緒に出る時に、どんな現場でもずっと固まって一緒にいるんですよね。その安心感がすごいです(笑)。

――(笑)。そんな仲のいい“なにわ男子”の皆さんが、本作の主題歌も担当されていますね。

大西:主題歌の「コイスルヒカリ」は疾走感があって、ムズムズした恋心が描かれてる歌詞も映画にマッチしていると思います。背中を押してくれるような楽曲でもありますし、振り付けもかわいいので、SNSで皆さんに踊ってほしいです。自分の主演映画の主題歌だということもあって、きっと大事な楽曲になりそうだなと思います。ぜひ、通勤・通学中や、ワクワクする時、デート前にも聴いてほしいですね。

(取材・文:齊藤恵 撮影/高野広美)

 映画『恋を知らない僕たちは』は、8月23日より全国公開。

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