1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

鬼頭明里、20代最後のフォトブックに込めた思いと声優10周年の軌跡

クランクイン! / 2024年8月20日 12時0分

鬼頭明里

 発売中の鬼頭明里アニバーサリーフォトブック『あかりのまま』(東京ニュース通信社)。本書は声優10周年、アーティスト活動5周年、そして30歳といういくつもの節目を迎える彼女が、“20代最後”の姿を惜しみなくさらけ出した1冊となっている。これまでのキャリアを振り返り、彼女が改めて感じた思い、そして未来への抱負を語ってもらった。

■“今”しか出せない写真がたくさん詰まった1冊

――今回のフォトブックのコンセプトについて教えてください。

鬼頭:今回は“20代最後”の記念として「集大成を残したい!」という思いで作らせていただきました。これから年齢を重ねていく中で、きっと「あの頃の自分、スタイルよかったな」と懐かしく思う瞬間が増えるだろうなと最近感じていたので、今の自分をしっかりと記録しておきたいという強い気持ちで撮影に臨みました。本当に“今”しか出せない写真がたくさん詰まった1冊になったと思います。

――ロケ地は長崎・五島列島とのことですが、選定の理由は?

鬼頭:自然が綺麗なところをいくつか候補に出してもらい、その中で一番惹かれた場所を選びました。今回の撮影では初めて遠征し、数日間かけて撮影していただきました。ロケ中は雲ひとつない空で天気にも恵まれ、足を伸ばさないと撮れなかった景色がたくさんありましたし、五島列島の美味しいお刺身など、現地のものも食べることができてとても楽しかったです。

――美しいロケーションでリラックスしたショットがたくさんありますね。衣装もプライベート感があって素敵です。

鬼頭:ありがとうございます。これまでは華やかな衣装で作り込んだ写真が多かったのですが、今回はよりナチュラルな雰囲気を大切にしたかったので、カジュアルで普段っぽい感じの衣装を多めに選びました。

――鬼頭さんご自身もカメラで撮影された写真をよくSNSにアップされていますが、フォトブックの世界観にも近しいものを感じました。

鬼頭:そうですね。今回はフォトグラファーの花盛友里さんを指名させていただいたのですが、淡い色合いと透明感のある美しい写真を撮る方なので、私の好きな写真の雰囲気が反映されていると思います。

――こだわりが詰まっているのですね。ちなみに鬼頭さんが写真に興味を持ったきっかけは?

鬼頭:もともと絵を描くのが好きだったのですが、その時間が取りづらくなってから代わりに始めたのがきっかけで、イラストと同じように構図を考えて撮るのが楽しいんです。カメラロールにたくさん写真が溜まっていて、度々見返しては「楽しかったな」と思うのが私の日課なので、普段の何気ない写真もたくさん残しています。

――今回のフォトブックも、ファンのみなさんが見返して楽しめる1冊として手元に残してもらいたいですね。

鬼頭:本当に。今回のフォトブックは、ふと思い立って「20代のうちに最後に1冊出したい」と作ってもらったものですが、こんな急なお願いが叶ったのも、応援してくださるファンのみなさんのおかげなので、みなさんが手に取って「買ってよかった」と思ってもらえたら嬉しいです。ロケーションも素晴らしく、景色も楽しんでいただける1冊になったと思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

■“まず自分が楽しむ”という気持ちを大切に

――今回のフォトブック発売は節目の記録にもなったかと思いますが、これまでのキャリアを振り返って改めて感じることは?

鬼頭:言われてみれば、声優の仕事を始めて10年になるのか……みたいな感じで、自分の中ではあっという間の感覚なんですけど、本当に楽しくて充実した10年を過ごさせてもらっているなと改めて思いますね。

――私が鬼頭さんを知ったきっかけは2017年に放送された『ブレンド・S』だったのですが、ご自身の中で転機になったと思う作品はありますか?

鬼頭:おお、そんな初期からありがとうございます(笑)。思い返すと転機の連続で、『タイムボカン24』では初めてヒロインを演じさせてもらい、大先輩の方々と長期間ご一緒する中でたくさんのことを学ばせていただきましたし、『僕だけがいない街』も初めてオーディションで役を勝ち取った作品で、とても思い入れの強い作品です。そして『グランクレスト戦記』では新人の私にとって挑戦的な役を任せてもらい、そのおかげで成長できたと感じています。

――『グランクレスト戦記』でのお芝居は私も大変印象に残っています。ちなみに、新人の頃とくに影響を受けた先輩は?

鬼頭:『僕だけがいない街』で共演させていただいた悠木碧さんは以前所属していた事務所の先輩で、すごく仲良くしてくださったんです。お芝居や仕事のことを相談すると、明確な答えを示すのではなく「私はこうしているよ」というヒントを与えてくださって、そこから気づき得るということがとても多くて。悠木さんには今でもお世話になっていますが、新人の頃に仲良くなれて本当によかったなと思います。

――年齢が近い先輩だからこそ、同じ目線で寄り添ってくれる存在というか。また、鬼頭さんは横のつながりも広いかと思いますが、同期で出会えてよかったと思う方は?

鬼頭:『ブレンド・S』で仲良くなった和氣あず未ちゃんと春野杏ちゃんは同い年で、仕事を始めた時期も同じくらいだったこともあり、仕事の悩みを共有できるだけでなく、友達として遊ぶこともできるありがたい出会いでした。会うとだいたいふざけ合っていたような気がします(笑)。

――本当にいい3人組ですよね(笑)。最後に、今後の“鬼頭明里像”として考えていることや、発信していきたいことがあれば教えてください。

鬼頭:私は昔から「発信したい」というよりも、自分が楽しいと思うことを大切にしているんです。たとえば、SNSも楽しかった瞬間を記録し、それを見て共感してもらえるのが一番嬉しくて。

仕事に関しても同じで、自分が楽しんでいるお芝居がみなさんに伝わり、それに対して「いいね」と言ってもらえるのが何よりの喜びなので、これからの10年、20年も同じように、“まず自分が楽しむ”という気持ちを大切にしながら続けていけたらいいなと思います。

(取材・文・写真:吉野庫之介)

 鬼頭明里アニバーサリーフォトブック『あかりのまま』は、東京ニュース通信社より発売中。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください