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永井三郎原作『スメルズ ライク グリーン スピリット』実写ドラマ化決定 主演は荒木飛羽

クランクイン! / 2024年8月23日 8時0分

『スメルズ ライク グリーン スピリット』で主演を務める荒木飛羽

 2011~12年に「コミック Be」(ふゅーじょんぷろだくと)で連載され、2012年に計2巻で単⾏本化された永井三郎の漫画『スメルズ ライク グリーン スピリット』が、荒木飛羽の主演で実写ドラマ化され、MBSほかにて9月19日より順次放送されることが決まった。

 本作は、閉鎖的な平成のド田舎を舞台に、こっそり口紅を塗る少年・三島フトシが自分のアイデンティティーに目覚め、彼を取り巻く少年たちが織り成すひと夏の淡い青春ストーリー。

 平成のド田舎の学生・三島フトシは同級生からイジメられていた。理由は三島が“ホモっぽい”から。実際に男性が好きな三島は抵抗もせず、隠れてする女装だけが心の拠り所だった。ある日、三島が屋上にいると、以前なくした口紅を持ったイジメグループのリーダー・桐野を目撃する。彼は三島の使った口紅を、自らの唇に塗ろうとしていて…。

 クラスで浮いていて “髪が長い”という理由で、同級生からいじめられるが抵抗せず、唯一の心のよりどころが、隠れて母親の口紅を塗ったり、服を着たりすることが日課となっている三島フトシ役を演じるのは、まだ18歳ながら俳優歴10年の荒木飛羽。

 監督は、ドラマ『帰ってきたらいっぱいして。』『俺の美女化が止まらない!?』『ちょい釣りダンディ』の澤田育子、脚本は、ドラマ『きみはペット』2018年版、『南くんの恋人』(2015年版)の新井友香が手掛ける。

 荒木は「三島役のお話をいただいた時にすぐに原作を読みました。三島たちの住んでいる田舎特有の閉鎖的な社会の中で家族や友達、学校で関わる人たちが、とても個性的で登場人物ひとり一人が気になりました。特に三島が抱いていた可愛いものに惹かれたり、青春の真っ只中での葛藤、そのような気持ちを僕自身も抱いたことがあり、自分に正直に生きることがどれだけ難しいかをどのように表現していこうかと考えました」とコメント。

 さらに「演じる上で、とにかく三島の日常を意識することを大事にしました。会話や行動に表すのではなく、田舎社会の日常を一部切り抜いただけということを意識しながら現場に挑んでいました。僕自身もひと夏の思い出となる撮影で、とても思い入れのある作品になりました。沢山の方に愛される作品になってほしいです」と語った。

 原作の永井は「正直不安でした。10年以上前の作品ですので、だいぶ常識や見方も変化しているので今更感はないかなと。でも、思春期の敏感さとか悩む姿はいつの時代でも誰でも思い当たるものだと思うので、そういう点に共感して頂けたら幸いです。映像化に携わって頂けた方々に感謝しております」としている。

 MBSドラマフィル『スメルズ ライク グリーン スピリット』は、MBSにて9月19日より毎週木曜25時29分、テレビ神奈川にて9月19日より毎週木曜25時、テレビ埼⽟にて9月23日より毎週月曜24時、群⾺テレビにて9月24日より毎週火曜24時30分、とちぎテレビにて9月25日より毎週水曜25時、チバテレにて9月26日より毎週木曜23時放送。

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