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『逃げ上手の若君』は「自分も頑張ろう」と思える現場 “若君”演じる結川あさきらが明かす収録の裏側

クランクイン! / 2024年8月24日 11時0分

(左から)日野まり、結川あさき、矢野妃菜喜、鈴代紗弓

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で好評連載中の歴史スペクタクル漫画『逃げ上手の若君』がテレビアニメ化し、7月6日より放送中だ。本作は、鎌倉幕府滅亡から始まる一人の少年の逃亡譚。この度、主人公・北条時行を演じる結川あさきと、時行を支える逃若党(ちょうじゃとう)の雫役の矢野妃菜喜、弧次郎役の日野まり、亜也子役の鈴代紗弓にインタビュー。現場での印象や、自身が「〇〇上手」だと思うことについて語ってもらった。

■戦の怖さを改めて体感

――収録中印象的だったことを教えてください。

結川:物語は鎌倉幕府の滅亡から描かれているのですが、戦のシーンもあり、本当に人数が多かったなと。

日野:先輩方が、すごく私たちのマイクのことも気にかけてくれて、脇からも支えていただいたので本当に心強かったですね。

結川:私、コロナ禍にデビューしたこともあって、マイクワークが初めてだったんです。でも、そういう心配を全くせずに挑めたので、役に集中できてありがたかったなと感じました。

鈴代:弧次郎と亜也子は、第一回ではセリフがなかったんですけど、収録を見学に行ってよかったなと思います。やっぱり第一回を見ていなかったら、だいぶ感覚が変わっていただろうなと思うくらい、戦のシーンは迫真でして。

日野:ガヤを収録するのに混ぜていただいたんですけど、戦のシーンで音響監督の藤田さんから「女性の皆さん、捕まったら殺されます。どういうふうに逃げますか? 想像してください」と言われたのを覚えています。当たり前だけど、戦ってこういうものだよなというのを改めて思いました。

■お互いの姿に感銘を受けた撮影現場

――先輩方もたくさんいる現場かと思います。学んだことはありますか?

結川:学びしかなかったです。その中でも印象的だったのが、紗弓ちゃんがブースの中に入ってきた時!

鈴代:え、私何かしてたっけ?

結川:皆さんがいる中、大きな声で「亜也子役でお世話になります。鈴代紗弓です!」ってあいさつをして入ってきて。なんて気持ちのいいあいさつなんだって思ったんですよ。これは真似しなきゃなって。

鈴代:多分、途中から入らせてもらったのもあって、1人ずつごあいさつできなさそうだったんですよね。なので、まとめてあいさつさせていただいたのを覚えています。

日野:私は結川ちゃんが、お芝居に対して真摯で、学ぶ姿勢があるのが本当にすてきだなと思って見ていました。結構、現場で先輩に「どうしたらいいですか?」って相談しているシーンが見受けられて。すごいなって。

矢野:私もそう思っていました。先輩に相談するのってちょっと緊張するじゃないですか。でも、あさきちゃんにとっては、全員先輩だからある意味平等というか。それもあってか、相談している姿がすごいなって。

結川:「全員に聞きたい」って思いはありましたね。でも、最初からそうやって振る舞えていたというよりは、音響監督の藤田さんから「私はあなたと真剣に向き合うから、分からないことを分かったようなふりをしてやることだけはダメ。分からなかったら、すぐに聞いて」って言われて。そのときに、ほかの先輩方にも聞きに行こうって、思えたんですよね。

鈴代:素直さもありつつ、実際にお芝居されているときは物怖じしない。時行の持っている魅力を出していく姿というのは、あさきちゃんを見て本当に勉強になっていて。それはお2人(日野と矢野)からも感じるんですけど、毎回心が満たされて「自分も頑張ろう」って思える現場なんです。

■「〇〇上手」なことは?

――アニメのタイトル『逃げ上手の若君』にちなんで〇〇上手なことを教えてください!

結川:私は眠り上手です! 一度眠ったらだいぶ寝られるんです。20時間くらい眠ったこともあって。寝ている間に友達から「カラオケ行かない?」ってきていて「ごめん、寝てた」って返したこともあります。ただ、ありがたいことに友達みんな「あさきは、すごい寝るもんね」って分かってくれていたので「そうだと思ったよ」と返されました。

矢野:私は、ダンス上手です! ダンスは、小さな頃から習っているのですが、いろんなジャンルもやっていて。ダンス歴も長いですし、踊るのも好きなので、シンプルに特技を持ってきて「ダンス上手」でお願いします。

日野:私は…浪費上手です。すぐ物を買っちゃうんですよね。最近でいうと、通販サイトで2着欲しい服があったのですが、気づいたら服と靴合わせて12アイテム買っていて。「あれ?こんなに?」って驚きました。会計したときに「私、浪費の才能があるな」って。

鈴代:私は忘れ上手です。もう本当になんでもすぐに忘れちゃうんですよね。この間なんて「こんなところに携帯を置いたら、絶対になくすだろうな」と思って検証してみたら、本当にどこに置いたか分からなくなっちゃって。焦りました。結局、冷蔵庫の中にあったんですけど「忘れそうだな」と思っていても、こんなことが起きるんだってびっくりしちゃいましたね。

――(笑)。最後に「逃げ上手の若君」の魅力を教えてください。

結川:やっぱりシリアスなシーンが、シリアスなまま終わらないところですかね。時行がどんなに大変なことが起こっても、頼重が変なテンションで話しかけてくるし、どんなに大変なシーンでもギャグシーンが入ってくるっていうのが松井先生節なのかなと感じています。それが、アニメでどう描かれるのか、楽しみにしていただきたいなと思っております。

(取材・文:於ありさ 写真:小川遼)

 『逃げ上手の若君』は現在放送中。

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