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エマ・ストーンら豪華キャストがランティモス監督の集大成を自ら紹介! 『憐れみの3章』独創的世界をひも解く特別映像

クランクイン! / 2024年8月27日 13時0分

映画『憐れみの3章』場面写真

 エマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が3度目のタッグを組んだ映画『憐れみの3章』より、本作の独創的世界をランティモス監督&キャストらがひも解く特別映像が解禁された。

 本作は、ランティモス監督とストーンの最強タッグが送り出す衝撃の最新作。自分の人生を取り戻そうと格闘する選択肢を奪われた男、海難事故で失踪した妻が帰還後別人になっていた夫、卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を探す女…“愛”と“支配”を描く3つのストーリー。ランティモス監督ならではのユーモラスでありながらも時に不穏で予想不可能な、独創的世界を描き出す。

 キャストには前作『哀れなるものたち』のエマ、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらにジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら折り紙つきの実力者が勢ぞろいする。共同脚本を手掛けたのは、『籠の中の乙女』『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』のエフティミス・フィリップだ。

 北米公開に先駆けて開催された第77回カンヌ国際映画祭では、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞。ランティモス監督のカンヌ無敗伝説を携えて、6月に北米公開を迎えると、2024年度No.1となる館アベレージ7万ドルを記録する特大ヒットスタートを切り、日本公開への期待が高まっている。

 そんな本作が日本公開まで1ヵ月を切り、この度、ランティモス監督と豪華キャストたちが自ら『憐れみの3章』の世界をひも解く、ランティモスワールドへ身をゆだねる為の“予習映像”とも言える特別映像が解禁された。

 まずランティモス監督が登場し、「この映画の形式は過去の作品と違っている」と語る。このコメントの通り、本作は3つの奇想天外な物語で構成されており、ランティモス監督にとって、このようなアンソロジーは初めての試み。この構成に至った動機を「3話構成にしたら面白そうだと思った。短編集のイメージだ」と説明し、テーマは「アイデンティティや信仰心…テーマは人間性だ」と明かしている。

 続いて、3つのキャラクターを演じることでランティモス監督が掲げるテーマを見事に体現したキャストたちが次々と登場。ストーンは「私の役に一貫するのは愛や容認、支配されたい心と自由を求める心よ」と役に見出される共通点を解説。人間の奥底をのぞき込むような物語を作り上げるランティモス監督の手腕を、アティエは「異世界って感じだ。常識から逸脱してるからね」と評する。

 プレモンスは「関わり合いや状況がどことなく妙だ」とコメント。クアリーは「笑いつつ焦ったりして形容しがたい感情なの。“笑うところ?”と悩む」とチャーミングな笑顔をみせる。さらにチャウが「彼の映画は苦悩を描くけど、本作の根底にはユーモアが流れてる」と語り、アルウィンも「現実の延長戦だ。不穏で滑稽でかなりダークだけどね」と評するなど、本作が持つユーモアに言及。最後はデフォーが「ストーリーがまさに監督の世界観だ」と独創性に太鼓判を押し、「彼には普通見えないものを見せる才能がある。魔法のようだ」と賛辞を贈る姿で締めくくられる。

 本作で演じた3役で第77回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞したプレモンスは、ランティモス監督と初タッグとなった本作について、「いい意味で、期待していたものとは違ったものでした」とうれしい誤算があったことを明かし、「彼の映画の中には、登場人物を閉じ込めるようなルールに基づいて、とてもコントロールされているように見えるものもありますが、この作品はある意味、もっと実験的な感じがして、遊び心に溢れています」とその魅力を語っている。

 映画『憐れみの3章』は、9月27日より全国公開。

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