現実が妄想を越えていく!? 『恋わずらいのエリー』“オミくん”宮世琉弥のキュンキュンシーン5選
クランクイン! / 2024年8月31日 7時0分
宮世琉弥と原菜乃華がW主演した映画『恋わずらいのエリー』。藤ももによる同名漫画を実写化した本作は、“妄想大好き女子”による推しとの妄想が現実になるというミラクルなラブストーリーだ。今回は、全ての恋する女子の夢を叶えるような本作で、主人公の“推し”オミくんを演じた宮世による“キュンキュン必至”なシーン5選を紹介していこう!
■キュンその1:キャラが豹変! いきなりの超近距離戦
宮世演じる“オミくん”こと近江章は、学校イチのさわやか王子。運動神経は抜群、廊下を歩けばその後ろには女子の行列が……という学園のアイドルだ。原演じる主人公、“エリー”こと市村恵莉子は、そんなオミくんをこっそり眺めながらSNSに妄想をつぶやくのが日課だ。
恋する心を妄想で満たしていたエリーだったが、ひょんなことからオミくんの“裏の顔”を見てしまう。実はオミくんは、女子からの愛のこもった手作りクッキーを無情にも捨ててしまうような、ウラオモテ男子だったのだ。オミくんの秘密を握ってしまったエリーだが、あろうことか垂れ流した妄想ポストを推し本人に見られてしまう。
「さっき見たこと秘密にしてくれるなら、この妄想叶えてあげてもいいよ」というご提案とともに、2人きりの教室で壁にエリーを押し付けるオミくん。口も性格も悪いが、顔はやっぱり推し。二次元でも三次元でも“推し”という存在を持つ人には分かっていただけると思うが、推しとはそう簡単に距離を詰めるものではない。こちらにだって心と顔面の準備が必要なのである。あわや推しとキス……というところまで突然の近距離戦を迫られるも、思わず逃げ出すエリーだった。
■キュンその2:原作でも人気のシーンを完全再現! ジャージ越しのキス
人気があり過ぎて、私物がなくなっても「よくあること」と諦めてしまうオミくん。エリーはそんなオミくんが失くしたジャージを取り戻してくる。その真っ直ぐな視線に思わずときめいたオミくんは、エリーの頭からジャージをすっぽりかぶせ、そのおでこにジャージ越しにキスをする……原作屈指の名シーンが、めでたく完全再現された。
自分の価値を完全に理解している男、オミくんだからこそできるこの行動。一方で、照れ隠しでもあっただろう。完璧を装う自分ではなく、本当の自分を好きになってくれたエリーに惹かれ始めたことを自覚した瞬間は、1人の“恋する男子”なピュアな表情が垣間見えた。
■キュンその3:ついに推しからの告白! 怒とうの展開に処理落ち
完璧に見えるオミくんが、実は陰で努力していたことを知ったエリー。でも努力を見せたくなかったオミくんは「エリーのせいで調子狂いまくりだよ! どうしてくれんの?」とちょっとお怒りモードに。「そんなオミくんを全部受け止めます!」というかわいい提案をしたエリーを、2人きりの教室でオミくんは優しくバックハグする。
しかし、エリーは推しの腕を振りほどく。キャパオーバーである。分かる。誰しも推しにバックハグされたら冷静ではいられない。幸か不幸か(いや超幸か)怒とうのキャパオーバー案件は続く。廊下を通りかかった生徒たちにあわや関係がバレそうになり、とっさに隠れる2人。思わぬ密着状態で見つめてくる推し。「エリーのこと、好きだよ」と、どストレートな告白からの、「キスしていい? ダメ、かな」……やりすぎである。キスされるエリーが目を見開いているのが、完全に処理が追い付いていない表情でこれまたキュンとさせられた。
■キュンその4:花火も2人を祝福? 夜の校舎屋上で再びのキス
作中、一度は離れる選択をする2人。季節は移ろい、学校は文化祭モード一色に。都合よく仕事を押し付けられがちなエリーは、あれよあれよという間に文化祭実行委員長代理にさせられショート寸前。一方でオミくんは幽霊部員だったテニスと向き合い、県大会に出場する。
なんとかお互いの試練を乗り越えた2人は、祭の様相が残る夜の校舎屋上で再会。“ジャージキス”や教室で隠れてキスした時とは違い、お互いをより深く知って改めてエリーの大切さを実感したオミくんは、今まで以上にまっすぐな瞳で見つめ「俺もうエリーとはなれたくない。だから、もう一度、俺の彼女になってほしい」と改めて告白する。
そして「エリー、俺のこと、好きになってくれてありがとう」からのキス……2人のバックには後夜祭の花火が……。エリーはそっと目を閉じてオミくんのキスを受け入れるのだった。
■キュンその5:まだまだある! ここも見逃せないポイント
ここまで、キュン必至の名シーンを4つ紹介したが、ここまで紹介しきれなかったキュンポイントを書き連ねていきたい。
1つ目は、昇降口にいたエリーをオミくんが呼び止めるシーン。学内を歩けば女子が寄ってきてしまうので、とっさにエリーを下駄箱の影に隠すオミくん、声を上げそうになるエリーの唇に自らの人差し指を当て黙らせる、という王道イケメンムーブをさらりとやってのける。一体このイケメンが何を伝えたかったのかというと、「俺と一緒に帰りたい?」……格好つけてはいるが、あまりにもキュートすぎる。エリーは予定がありこの誘いを断るも、一緒に帰る相手などごまんといるはずのオミくんの寂しそうな後ろ姿には心を締め付けられる。
続いて、球技大会でエリーが奮闘するシーン。エリー、インドアっぽいが意外にも運動神経は良いようで、卓球で決勝に進出。この試合の前、喧嘩してしまったオミくんとエリー。心の乱れもあってか、あわやストレート負け……という展開に追い込まれるエリーだが、そこへ観客席にオミくんが走ってやってくる。エリーに向かって口パクで「が・ん・ば・れ」と伝えるオミくん。まだ周りには隠しているものの、2人の絆がより深まったことを感じる青春シーンだ。
最後は、エリーがオミくんのお部屋に遊びに行くシーン。それってそういうこと? 早くない? 令和の高校生ってそうなの? とさまざまな思いが渦巻くも、経験豊富そうなオミくんが意外にもドギマギしていて安心する。それまでエリーに対して俺様感が強めだったが、「大事にするって難しいな……なんかいろいろうまくできなくて」としおらしい。ここへきてさらなるギャップを出してくるオミくんだった。ちなみに、出してくれた飲み物がお茶やオレンジジュースではなく「バナナオレ」だったのもなんだかかわいくてポイントが高かった。
「ザ・王道少女漫画」なキュンキュンシーンを堪能できる本作。だが、魅力はそれだけではない。取り繕った姿ではなく“本当の自分”と向き合うことはいかに勇気がいることなのかを教えてくれ、そして乗り越えた時に少し大人になる彼らの姿に感動させられる。2人の恋愛模様はもちろん、高校生としてのリアルな感情や青春、友情も魅力的に描かれているので、キュンキュンしたい人も青春を思い出したい人もぜひチェックしてほしい。
映画『恋わずらいのエリー』はレンタル配信中。
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