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『ジョーカー2』日本語吹替版キャスト発表 平田広明がホアキン・フェニックス、村中知らレディー・ガガを担当!

クランクイン! / 2024年9月10日 16時0分

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』日本語吹替版キャスト(左から)ジョーカー役(ホアキン・フェニックス)の平田広明、リー役(レディー・ガガ)の村中知

 シリーズ初の日本語吹き替え版劇場上映が決定しているホアキン・フェニックス主演映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)より、吹き替えキャストが解禁。ジョーカー役(ホアキン・フェニックス)を平田広明、リー役(レディー・ガガ)を村中知が演じる。併せて、暗闇に浮かび上がるジョーカーとリーを映し出したキャラクターポスターも解禁された。

 本作は、孤独だが心優しい男が、ゆがんだ社会のはざまで“悪のカリスマ”へと変貌を遂げていくドラマを描いた映画『ジョーカー』(2019)の、続編にして完結編。

 前作では、コメディアンを夢見る孤独だが純粋で心優しい男、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメークの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく彼が、理不尽だらけの世の中で、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた。

 前作から2年後が舞台となる今作では、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走がさらに加速。ジョーカーはレディー・ガガ演じるリーと呼ばれる謎の女と出会い、ジョーカーの狂気がリーへ、そして群衆へと拡散。世界を巻き込むジョーカーの新たなショー=事件の幕が開ける―。

 主人公ジョーカー(ホアキン・フェニックス)の吹き替えを務める平田広明は、前作のブルーレイ&DVDに収録された日本語吹き替え版からの続投となる。

 平田は「ずいぶん前に風の噂で続編があるらしいと聞きました。ただ『歌ってるシーンが矢鱈と多い』とも聞き、ならば吹き替え版は作らないのでは、と勝手に思い込み、寂しいやら少しホッとするやら、しておりました。そんな訳で正式にお話を頂いた時は、盛大にビビり散らかしました」と振り返り、「前作同様、ホアキン氏に寄り添うことだけを考えて収録に臨みました。ただ、今作はアーサーの闇をより深く感じましたので、演じながら自分のメンタルを持って行かれないよう注意しなくてはという、これまでに経験の無い思いをしたのが自分でもビックリです」と明かした。

 レディー・ガガ演じる謎の女性・リーの吹き替えを務める村中知は、リーについて、「なんとなく周囲に溶け込むことはできても、違和感を覚えながら生きてきた女性だなと。傍からみるととんでもないこともするんですけど、手段が変わっているだけで辻褄は合っているんです。なんなら合理的。繊細さと大胆さを併せ持つ、アンバランスな興味深いキャラクターでした」とコメント。

 「ご視聴前に“フォリ・ア・ドゥ”の意味を調べて、どんな物語になるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。今作のみでも楽しめるとは思いますが、前作をご視聴いただいてからだと更に良いかと。妄想と現実の狭間でお待ちしています!」と観客へメッセージを送った。

 このほか、物語の脇を固める声優陣も解禁。ジョーカーが収監されているアーカム州立病院の看守ジャッキー(ブレンダン・グリーソン)役を務めるのは斎藤志郎。ジョーカーの弁護士メリーアン(キャスリン・キーナー)役には塩田朋子。ジョーカーを追い詰める裁判長役を角野卓造が務める。さらに、裁判を直前に控えたジョーカーに独占取材を行うインタビュアーのパディ役に木下浩之、アーカムの囚人でジョーカーに憧れているリッキー役に上村祐翔、アーカムの若い囚人役に福西勝也、精神科医のルー博士役に前田一世。

 また、前作でアーサーが心引かれていた元隣人のシングルマザー・ソフィー(ザジー・ビーツ)役で種市桃子、元同僚のゲイリー(リー・ギル)役で越後屋コースケ、民生委員のケーン役で伊沢磨紀が続投する。

 映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)は、10月11日より全国公開。

 平田、村中のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■ジョーカー役 平田広明

――前作『ジョーカー』について

 事前に作品名も何も知らされず、『劇場版の吹き替え』とだけ言われて手ぶらでオーディションに行ったのが、まるで昨日の事の様です。そこで作品名と役名を知り、合格の連絡を頂いて上映中の映画館に急行。非常に衝撃的で、ホアキン氏の魂の演技に引き込まれたのを覚えています。と同時に湧き上がった感情が『誰がやるんだ、この吹き替え!』でした。

――本作のオファーを受けて

 ずいぶん前に風の噂で続編があるらしいと聞きました。ただ『歌ってるシーンが矢鱈と多い』とも聞き、ならば吹き替え版は作らないのでは、と勝手に思い込み、寂しいやら少しホッとするやら、しておりました。そんな訳で正式にお話を頂いた時は、盛大にビビり散らかしました。

――ジョーカーを演じるにあたって

 前作同様、(ジョーカー役の)ホアキン氏に寄りそう事だけを考え、収録に臨みました。ただ、今作はアーサーの闇をより深く感じましたので、演じながら自分のメンタルを持って行かれないよう注意しなくてはという、これまでに経験の無い思いをしたのが自分でもビックリです。

――楽しみにしている観客に向けてのコメント

 ご存じの通り前作は超絶ヒットしましたが、吹き替え上映が無かったのが残念です。今回、大きなスクリーンでホアキン氏や尊敬する声優陣と共演できることを心より嬉しく思っています。ファンの皆様にも字幕版同様、吹き替え版でもお楽しみ頂けると幸いです。平田の音痴を心配なさっている方に予めお伝えしておきます。安心してください、僕歌ってませんよ♪

■リー役 村中知

――前作『ジョーカー』について

 ジョーカーがいかにして生まれたのか、何が生み出してしまったのか。今までのジョーカーとは違った視点で描かれていて、彼を理解せざるを得なかったです。身近な孤独感、堕ちていく悲哀と恐怖。強制的に自分と社会に目を向けさせられました。アーサーだけでなく周りの人間含め、一言では表せない人間の不可解さを感じられる点が好きです。

――本作のオファーを受けて

 ありがたく思う一方で、一体どんな役柄でどんな物語なのか、応えられるようにしておかなければと色々思案しました。力んではいけない作品だと感じていたので、全身脱力しながらも緊張している奇妙な状態で過ごしました。

――謎の女リーを演じるにあたって

 なんとなく周囲に溶け込むことはできても、違和感を覚えながら生きてきた女性だなと思いました。傍からみるととんでもないこともするんですけど、手段が変わっているだけで辻褄は合っているんです。なんなら合理的。繊細さと大胆さを併せ持つ、アンバランスな興味深いキャラクターでした。

――楽しみにしている観客に向けてのコメント

 ご視聴前に「フォリ・ア・ドゥ」の意味を調べて、どんな物語になるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。今作のみでも楽しめるとは思いますが、前作をご視聴いただいてからだと更に良いかと。妄想と現実の狭間でお待ちしています!

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