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松坂桃李、芳根京子、役所広司ら共演『雪の花』映像初解禁 疫病と闘った町医者の感動の実話

クランクイン! / 2024年9月12日 7時0分

映画『雪の花 ―ともに在りて―』本ポスター

 松坂桃李が主演を務め、芳根京子や役所広司らが共演する小泉堯史監督作『雪の花 ―ともに在りて―』より、特報映像と本ポスターが解禁。併せて、吉岡秀隆、三浦貴大ら追加キャスト12名も発表された。

 本作は、吉村昭が1988年に発表した『雪の花』の映画化。江戸時代末期を舞台に、数年ごとに大流行して多くの人命を奪う天然痘と闘った1人の町医者の実話を描く。監督は、巨匠・黒澤明監督に師事し、監督デビュー作『雨あがる』以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史。

 天然痘の絶対確実な予防法が異国から伝わったと知った福井藩の町医者・笠原良策。京都の蘭方医・日野鼎哉に教えを請い、また私財をなげうち種痘の苗を福井に持ち込む。良策はかつてない予防法成功のためにさまざまな困難にも諦めず、妻・千穂の支えの中で流行病と闘い続ける。自らの利益を顧みずに、天然痘に侵された日本を本気で救おうと立ち上がった“実在の知られざる町医者・笠原良策”が、いま問いかける生きる希望とは―。

 笠原良策役には、松坂桃李。使命感にあふれる人物をひたむきに力強く演じ切り、作品を牽引する。良策の妻・千穂役には芳根京子。周りを明るく照らす太陽のような、だが意外な一面も持つ人物をチャーミングに演じる。そして、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役に、役所広司。

 特報映像は、「私は町医者として、共にありたい」と優しい表情で語る笠原良策の姿からスタート。そして、巨匠・加古隆による美しい音楽と共に、疫病から多くの人命を救うために人生をかけると誓った良策と、彼の信念に動かされていく人々の姿が描かれる。良策の一番の理解者であり、そばで見守り続ける千穂、そして良策の想いに共鳴し、未知の医学に挑み共に闘う鼎哉。自分の利益を顧みない無私の精神で、疫病と闘い続けた彼らの生き様を描き出した、心震える映像となっている。

 本ポスターは、良策と彼の妻・千穂が、澄んだ青空と美しい自然の中で、未来を見据えるかのような眼差しで同じ方角を見つめる姿を大きく切り取ったもの。横には「いま、生きている」という言葉が添えられ、良策たちの精神性が今我々の暮らす日本にも生き続けているという力強いメッセージが込められたビジュアルとなっている。

 また今回、良策の信念に突き動かされ、共に奮闘した人々を演じる新キャスト12名が一挙解禁。良策が旅先で出会い、疱瘡を治せるかもしれないと良策に伝える蘭方医・大武了玄を吉岡秀隆が演じる。吉岡が小泉堯史監督作品に出演するのは、『雨あがる』、『阿弥陀堂だより』、『博士の愛した数式』、『峠 最後のサムライ』に続き5作目。そのほかにも、三浦貴大、宇野祥平、沖原一生、坂東龍汰、三木理紗子、新井美羽、串田和美、矢島健一、渡辺哲、益岡徹、山本學とそうそうたるキャストが集結し、作品に花を添える。

 映画『雪の花 ―ともに在りて―』は、2025年1月24日より全国公開。

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