『アーネストに恋して』冒頭映像解禁 新妻聖子、久米宏らから絶賛コメント到着
クランクイン! / 2024年9月26日 11時0分
オフ・ブロードウェイ・アライアンス最優秀ミュージカル賞を受賞したミュージカル『アーネストに恋して』(10月4日より順次公開)より、冒頭映像が解禁。併せて、歌手の新妻聖子、フリーアナウンサーの久米宏ら各界著名人からの絶賛コメントが到着した。
本作は、子育てと作曲家としてのキャリアとの両立に奮闘するシングルマザーが、20世紀を代表する伝説の冒険家アーネスト・シャクルトン(1874‐1922年)と時空を超えて運命的に出会う、奇想天外で独創的なミュージカル冒険劇。2017年オフ・ブロードウェイ・アライアンス最優秀ミュージカル賞を受賞、セカンド・ステージ・シアターのトニー・カイザー・シアターでニューヨーク・プレミアを迎え、シアトルでの初演を経て、ニュージャージーとボストンを巡り、オフ・ブロードウェイに展開した。
ある夜更け、マッチングサイトに自己紹介動画を投稿した主人公キャット(ヴァレリー・ヴィゴーダ)のもとに、突然20世紀を代表する冒険家である南極探検家のサー・アーネスト・シャクルトン(ウェイド・マッカラム)から返信が届く。南極で船が難破し流氷の上で身動きが取れなくなったシャクルトンは、時空を超えてキャットにアプローチし、壮大な冒険の旅へと誘う。思いがけないことに、2人は互いの中に自らを照らし導く光を見いだすのだった。
エレキヴァイオリン奏者で歌手/作詞/作曲家として幅広く活躍するヴァレリー・ヴィゴーダが主演のキャット役を務め、力強い演奏と圧巻の歌声を披露。そして個性たっぷりのアーネスト役を、ミュージカル『プリシラ』のウェイド・マッカラムが務める。2人が奏でるインパクトあるミュージカル・ナンバーは、大胆にして痛快無比、観る者に希望を教えてくれる人生賛歌だと絶賛された。
演出はオビー賞受賞のリサ・ピーターソン、脚本はトニー賞受賞のジョー・ディピエトロ(『メンフィス』)が手がける。音楽は、主演のヴァレリー・ヴィゴーダが作詞、ブレンダン・ミルバーンが作曲、音楽監督および編曲はライアン・オコンネル、音響デザインはトニー賞受賞のロブ・カプロウィッツ(『フェラ!(FELA!)』)が担当する。また、舞台美術をアレクサンダー・V・ニコルズ(『ヒュー・ジャックマン、バック・オン・ブロードウェイ』)、衣装デザインをチェルシー・クックが務める。
今回解禁されたのは、主人公のキャットが、マッチングアプリに登録するため自身の年齢を打ち込んでいく姿を捉えた本編の冒頭映像。ヴァレリー・ヴィゴーダの圧巻のパフォーマンスに魅了されるシーンとなっている。
このたび、歌手・ミュージカル俳優の新妻聖子、ミュージカル俳優・声優の昆夏美、ミュージカル俳優の咲妃みゆ、フリーアナウンサーの久米宏、ヴァイオリニストの宮本笑里ほか各界著名人から本作に寄せられたコメントが解禁。
新妻は「ダメな自分も認めて、今ある全てを肯定して、ほんの少しの勇気を持って一歩を踏み出す。心の断捨離をした女性の清々しいエネルギーが感じられる、小さくも尊いサクセス・ストーリーだ」、昆は「キャストお二人のリアルさとユーモアが混じったお芝居、独創的で目が離せない演出、物語へと引きずり込んでくれるような音楽に魅了され続けました」、咲妃は「2人芝居とは思えない大迫力のパフォーマンスと小気味好いストーリー展開に惹きつけられました」と、それぞれ絶賛。
久米は「実に良く出来た、そして実に不思議な映画だ。大ヒットしたミュージカルの舞台をそのまま撮影しているのだが、決してそのままではない。明らかに映画の為の舞台なのだ。なのに、場内が明るくなった瞬間、自分はブロードウェイの劇場には居なかったのか!と、非常に驚くのだ」と評する。
宮本は「人生はインプットとアウトプットの繰り返し。 一巡するたびに成長し、様々な枠を超えて生み出すことの大切さ、音楽がプレゼントしてくれる喜びや感動を味わい尽くせるのは本当に幸せなこと」と語っている。
松竹ブロードウェイシネマ『アーネストに恋して』は、10月4日より全国順次限定公開。
※著名人コメント全文は以下の通り。
【コメント全文】
■新妻聖子(歌手)
ポスターを見て舞台作品の“映画化”だと思っていたら、舞台中継でした!日本に居ながらオフ・ブロードウェイの小劇場に足を踏み入れたような感覚。前半30分は完全なる一人芝居。私も一人芝居の経験があるのでわかるが、これはものすごくタフな役。ヒロインが劇中で叫ぶ「独りじゃ無理!」というセリフが妙にリアルに響く。
主演を務めるヴァレリー・ヴィゴッドの本業はエレキバイオリン奏者。歌は決して得意ではないであろう彼女が挑むミュージカルナンバーの数々は、演説のように一言ずつ観客に手渡され、自身が手掛けたという歌詞の説得力はクライマックスが近づくにつれ増していく。中盤から現れるクセ強なキャラクターはイギリスの冒険家アーネスト・シャクルトン。日本人にはあまり馴染みのない“偉人”である彼の功績は、少し下調べしてから観たほうがより楽しめるのかもしれない。
間に「既に他界した偉人との交流」というファンタジー要素を挟みながらも、描かれるストーリーはとてもシンプル。心折れそうなシングルマザーが、“自分”という軸を取り戻し、前を向いていくお話だ。守るべき物がある母は強い。自分を下へと引きずり下ろすような男や、過去の失敗の数々に囚われている暇など無いのだ。ダメな自分も認めて、今ある全てを肯定して、ほんの少しの勇気を持って一歩を踏み出す。心の断捨離をした女性の清々しいエネルギーが感じられる、小さくも尊いサクセス・ストーリーだ。
■久米宏(フリーアナウンサー)
実に良く出来た、そして実に不思議な映画だ。大ヒットしたミュージカルの舞台をそのまま撮影しているのだが、決してそのままではない。明らかに映画の為の舞台なのだ。なのに、場内が明るくなった瞬間、自分はブロードウェイの劇場には居なかったのか!と、非常に驚くのだ。それにしてもこの女優さんの歌と演技はもの凄い。
■昆夏美(ミュージカル俳優・声優)
キャストお二人のリアルさとユーモアが混じったお芝居、独創的で目が離せない演出、物語へと引きずり込んでくれるような音楽に魅了され続けました。見終わった後、なんだか私も一緒に旅をしていたような気持ちになれる素晴らしい作品に出会えました!
■咲妃みゆ(ミュージカル俳優)
2人芝居とは思えない大迫力のパフォーマンスと小気味好いストーリー展開に惹きつけられました。挫けそうになった時、きっと私はこの大冒険と魅力的な楽曲の数々を思い出し、前に進む勇気をいただくことでしょう。
■宮本笑里(ヴァイオリニスト)
人生はインプットとアウトプットの繰り返し。一巡するたびに成長し、様々な枠を超えて生み出すことの大切さ、音楽がプレゼントしてくれる喜びや感動を味わい尽くせるのは本当に幸せなこと。ヴァレリー・ヴィゴーダの華麗なるテクニックの裏にある計り知れない努力とともに目が離せない作品です。
■佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
あの苦難に満ちたエンデュアランス号の南極探検が、 まさか恋愛ミュージカルになるなんて。現代の都会と20世紀初頭の雪原を縦横無尽に飛びまくって、興奮しっぱなしの88分だった。
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