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相葉雅紀、早見沙織、大塚明夫出演の音楽朗読劇『THANATOS~タナトス~』、11.1より映像配信へ

クランクイン! / 2024年10月25日 16時0分

音楽朗読劇 READING HIGH noir 第2回公演『THANATOS~タナトス~』キービジュアル

 相葉雅紀、早見沙織、大塚明夫が出演する音楽朗読劇 READING HIGH noir 第2回公演『THANATOS~タナトス~』が、11月1日より映像配信スタート。配信チケットは10月25日18時より販売される。

 本公演は、2020年に豪華声優キャストにより配信上演された『THANATOS~タナトス~』の再演。大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月19日、20日の2日間4公演にわたり上演され、嵐の相葉雅紀が朗読劇に初挑戦し、天才心理学者のエドムント・アインハルトを演じた。また、物語の鍵を握る、記憶を失った女性ルナ・ワルポール役を2020年に続いて早見沙織、事件の解決に奔走するデイヴィッド・スウェイン警部役を大塚明夫が演じた。

 舞台は1899年、霧の都ロンドン。大富豪が所有していた豪華な船が、みるも無残な漂流船として発見された。生存者はたった1人の女性、ルナ・ワルポール。他の乗組員の姿はなく、女性は記憶を失っていた。この事件は「幽霊船事件」として、ロンドン中を噂が駆け巡った。全ての答えは封印された彼女の記憶の中に…。天才心理学者のエドムント・アインハルト、スコットランドヤードのデイヴィッド・スウェイン警部が挑むサイコサスペンス。彼女の記憶は、再び海を漂流する。

 エドムント・アインハルト役の相葉は、冷静さと洞察力に優れた知性、そして時に人間味のある温かさを感じる演技で、この役の新たな解釈を示した。朗読劇は初挑戦ながらも、声の演技のみならず、その立ち姿や目線の送り方までもが見事で、まるでそこにエドムント・アインハルトが実在するような感覚に。

 ルナ・ワルポール役の早見は、少女のような純粋さかと思えば、一転、客席の空気をガラリと変えてしまうほどの迫力ある声に。相反する二面性で、この物語のスリリングさを生み出していた。そしてデイヴィッド・スウェイン警部役の大塚は、安定感のある力強くも温かみのある声で、情の深い人物像を表現。相葉演じるエドムントと息の合った演技で観客を魅了した。3名それぞれが存分に個性を発揮し、作品に深みを増す演技を披露していた。

 READING HIGHシリーズの中でも異色とも言える、サイコサスペンスである本作。謎が謎を呼ぶスリリングなストーリー展開は、第2幕のラストで一気に加速。緻密に練られた展開で、物語全体に散りばめられた伏線が見事に回収され、演技・音楽・演出の調和とともに、観客を満足感で包み込んだ。

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