中村橋之助主演『シンペイ 歌こそすべて』ポスター&場面写真解禁 共演・志田未来らのコメントも到着!
クランクイン! / 2024年11月6日 11時0分
中村橋之助が主演する映画『シンペイ〜歌こそすべて』より、ポスターと場面写真が解禁され、共演の志田未来、渡辺大、染谷俊之、三浦貴大のコメントが到着した。
映画史に残る黒澤明監督の『生きる』(1952年)で主演・志村喬が歌った「ゴンドラの唄」、「カチューシャかわいや わかれのつらさ」という歌詞が爆発的な流行語となった「カチューシャの唄」、日本映画初のタイアップ主題歌「東京行進曲」、盆踊りの定番曲で、東京ヤクルトスワローズやJ1・FC東京の応援ソングとしても知られる「東京音頭」、子どもからシニアまで口ずさみ、フランスの幼稚園でも歌われる「シャボン玉」や「てるてる坊主」…。明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで幅広いジャンルの約2000曲を残した作曲家・中山晋平(1887~1952)。本作は、中山の生涯を彼の音楽とともにつづっていく。
晋平役は映画初出演にして初主演となる歌舞伎俳優・中村橋之助。28歳の橋之助が、新たなジャンルに挑戦し、18歳から亡くなる65歳までを見事に演じきった。
子供は産めないが、晋平が自分の音楽の理解者と知り結婚を決める敏子役で志田未来。「東京行進曲」や「東京音頭」の作詞家・西條八十役で渡辺大。劇団芸術座の俳優・沢田正二郎役で染谷俊之。「シャボン玉」などの作詞者で童謡界の三大詩人と言われた野口雨情役で三浦貴大。また、晋平の芸術の師である劇作家・島村抱月役を緒形直人が演じる。ナレーションを務めるのは、岸本加世子。
メガホンを取ったのは、巨匠・神山征二郎。監督人生50年を超える名匠は晋平の出身地、長野で暮らしており、晋平の楽曲と人生に魅せられ、「この映画を集大成にしたい」との覚悟で臨んだ。脚本は『クライマーズ・ハイ』『孤高のメス』『凪待ち』『碁盤斬り』の加藤正人が手掛けた。
今回解禁されたポスターは、晋平の一心不乱な作曲風景を切り取ったもの。あわせて新場面写真も到着。命を燃やすような作曲風景、妻との愛…。激動の時代を生きた晋平と周囲の人々の姿を映し出している。
映画『シンペイ〜歌こそすべて』は、11月22日より長野県先行ロードショー、2025年1月10日より公開。
志田未来、渡辺大、染谷俊之、三浦貴大のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■中山敏子役:志田未来
脚本を読んだ時、誰もが一度は聴いたことのある、長い時代愛され続けてきた数々の名曲の裏には、たくさんの人の思いが詰まって完成されているんだと知り、温かい気持ちになりました。
演じさせていただいた敏子は、一途に晋平さんを愛していらっしゃって、当時の日本女性を象徴するかのような凛とした女性だと感じていました。映画の中で実際に年齢を重ねていく役どころでもありましたので、しっかりと差を見せられるように意識して演じていました。特に大切にしていたのは、晋平さんと出会ったころの初々しさです。
養子に迎える女の子が歌を歌うシーンは実際に現場でも親心のような気持ちになっていました。その敏子の見守る姿からの歌や子供たちへの愛情などを感じでいただきたいと思っています。
音楽を題材にしている映画ですので、ぜひ、劇場のほうに足を運んでいただき五感でこの映画を楽しんでいただけたら嬉しいです。
■西條八十役:渡辺大
西條八十氏といえば、夏のお祭りや神宮球場では今や欠かせない、誰でもどこかで聞いたことのある名曲、「東京音頭」の作詞家として存じ上げておりました。西條八十氏は当時は恐らくとてもモダンでまた、そこはかとなくセンセーションを起こそうと挑戦的になっていた方だったと思います。
曲作りにあたり感覚を研ぎ澄ませ、また当時の検閲にも負けず、中山晋平氏と鎬(しのぎ)を削った場面は僕の大好きなシーンの1つです。そこで芽生える友情も見ていただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でご覧下さい。
■沢田正二郎役:染谷俊之
役者として大大大先輩である沢田正二郎さんの役を務めさせて頂き、大変光栄です。僕も舞台で殺陣などをする機会があるのですが、その殺陣を大衆演劇のスタイルとして確立した方で、今の演劇の形があるのは沢田正二郎さんのおかげと思うと感謝の思いでいっぱいです。都内にお墓があるということで、撮影が始まる前にお墓参りをし、演じさせて頂く思いを伝えて、撮影が終わってからもう一度行き、感謝の気持ちをお伝えしました。神山監督の元、とても素敵な作品になっていると思います。ぜひ映画館でご覧ください!
■野口雨情役:三浦貴大
実在する人物を演じるのは、大変な緊張感がありました。それも、誰もが知る歌を作り出した、野口雨情という人物を演じるにはずいぶん頭を悩ませました。軽やかで、温かい人物でありながら、歌への情熱は強く持っている。ひとつひとつ、口調、仕草にいたるまで丁寧に演じていきました。中山さん、西條さんと共にいるシーンに特に注目していただきたいです。ぜひ劇場で御覧ください。
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