北野武「よくぞ作ったな」『グラディエーターII』へ感嘆 特別コメント映像公開
クランクイン! / 2024年11月14日 9時0分
第73回アカデミー賞(R)で作品賞・主演男優賞を含む5部門受賞を果たしたリドリー・スコット監督作『グラディエーター』(2000)の続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』より、作品をいち早く鑑賞した北野武が余韻に浸りながら笑顔で絶賛する特別コメント映像が公開された。
本作は、人類の歴史上最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台に、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が報復を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑む姿を描いたリドリー・スコット監督作『グラディエーター』の続編。
今作の監督もリドリー・スコット。アカデミー賞作品賞受賞作の続編が、同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による『ゴッドファーザー』(1972)の続編『ゴッドファーザー PART II』(1974)以来。本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年・半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となる。
先日には、初来日となる主演のポール・メスカル、オスカー俳優のデンゼル・ワシントン、前作『グラディエーター』から主要キャストで唯一の再登場となったコニー・ニールセン、新時代の暴君皇帝役を務めたフレッド・ヘッキンジャーの4人のキャストおよびプロデューサー陣が、大々的な来日プロモーションを敢行。パラマウント史上最大規模となる、約1000人のファンと共に大盛り上がりとなったレッドカーペットイベントも記憶に新しい。
そしてこの度、巨匠監督・北野武が本作をいち早く劇場で鑑賞。その興奮が冷めやらぬままインタビューで絶賛する姿を、ギュっと凝縮した特別コメント映像が公開された。
北野は、まず映画の感想を問われると、コロセウム一面に水を溜め、艦船、炎、さらにサメまで海遊させて本物の戦争さながらに壮絶な海戦を展開させるバトルシーン“模擬海戦”を真っ先に挙げ、「よくぞやったな。それだけでも面白い。もっと長くやってほしかった」とその完成度に圧倒された様子。この海戦は、古代ローマ帝国で実際に行われていたとも言われており、「イメージはよく本には書いてあるけど、実際に映像にして観ると、よくぞ作ったな、と。たまにはこのようなスケールの大きな映画を劇場で観た方が絶対良い。テレビはあのスケールは出ない。海戦のシーンやグラディエーターの闘いぶりは、デカいスクリーンで観ないとつまんない」と興奮気味に語る。
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