本田望結「フィギュアの試合みたいに緊張した」 主演映画『カーリングの神様』インタビュー映像到着

映画『カーリングの神様』ポスタービジュアル

　現在公開中の本田望結が主演する映画『カーリングの神様』より、本田がカーリングシーン撮影時のエピソードなどを語るインタビュー動画が到着した。

　カーリング国際大会出場を目指す女子高生たちの奮闘と友情を描く本作。主演の本田をはじめ、川口ゆりなや長澤樹、泉智奈津、白倉碧空、秋山ゆずきらフレッシュなキャストたちに加え、高島礼子、柄本明、田中麗奈、六角精児などベテランキャスト陣が脇を固める。監督を務めるのは本木克英。

　本州最古のカーリング場がある軽井沢に程近い風光明媚な御代田（みよた）に暮らす高校生の香澄（本田）は、幼なじみ4人で結成した“みよステラ”チームで小学生時代に優勝した経験がある。しかし、その後チームは解散し、くすぶる日々を送っていた。そんな折、地元で開催されるカーリング国際大会のエキシビションマッチにエントリーすることを思い立ち、かつてのみよステラの仲間に声をかける。

　しかし、その誘いに乗らなかったのが、隣町・軽井沢の強豪チーム“軽井沢EC”に移籍した舞（川口）。舞はなんとライバルとしてみよステラに立ちはだかる。舞の代わりに東京からの転校生、実乃梨（長澤）がチームに加わるも、戦力としては未知数。やがて、試合に勝つにはチームワークが大切なみよステラと、個人の技術さえ向上すれば勝てると考える軽井沢ECが、エキシビジョンマッチ出場をかけて対戦することに。果たしてカーリングの神様はどちらに味方するのか…。

　このたび、本田のインタビュー映像が解禁。本作の出演について「本田望結として今まで人生で経験してきたことを、香澄とつなげられる部分が多かった。今まで自分が経験してきたくやしさとか、すごくこの映画で出すことができたんじゃないかと思います」と語るところから始まる。

　全員カーリング初心者だったキャストたちは、クランクインの1ヵ月前からカーリングのプロ選手の猛特訓を受けた上で、撮影に臨んだ。試合も含めて、カーリングのシーンはすべて代役無しでキャスト自身が演じているのも本作の見どころだ。フィギュアスケーターでもある本田は、周囲から「望結ちゃんは、フィギュアスケートをやっているから大丈夫でしょう」と思われていたが、実際は「誰よりもできなかったし、カーリングのシューズに慣れずに焦って、余裕がなかった」と明かす。

　代役無しでカーリングシーンを演じきったことについては、「フィギュアの試合みたいに緊張したし、怖かったし、震えました。演じている感覚がないくらい入り込めました」と振り返る。さらにその緊張に拍車をかけたのが撮影現場のスタッフたちだったようで、「（NGを出さずに）一発で決めるぞという暗黙の空気感をスタッフさんたちが出していたと思います（笑）」と率直に語ると、インタビュー収録に立ち会っていたプロデューサー陣たちからは笑いがもれていた。

　映画『カーリングの神様』は公開中。