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中村橋之助主演『シンペイ〜歌こそすべて』稀代の作曲家の快進撃と葛藤を映し出す予告解禁 五木ひろし、珠城りょうの応援コメントも

クランクイン! / 2024年11月22日 18時0分

映画『シンペイ〜歌こそすべて』場面写真

 中村橋之助が主演する映画『シンペイ〜歌こそすべて』より、予告映像と新場面写真が解禁された。また、島村抱月役・緒形直人のコメントや、五木ひろし、珠城りょうの応援コメントも到着した。

 本作は、明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれる童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで幅広いジャンルの約2000曲を残した作曲家・中山晋平(1887~1952)の生涯を、彼の音楽ととともにつづっていく。

 晋平役は映画初出演にして初主演となる歌舞伎俳優・中村橋之助。28歳の橋之助が、新たなジャンルに挑戦し、18歳から亡くなる65歳までを演じきった。

 子供は産めないが、晋平が自分の音楽の理解者と知り結婚を決める敏子役で志田未来、「東京行進曲」や「東京音頭」の作詞家・西條八十役で渡辺大、劇団芸術座の俳優・沢田正二郎役で染谷俊之、「シャボン玉」などの作詞者で童謡界の三大詩人と言われた野口雨情役で三浦貴大が出演。また晋平の芸術の師である劇作家・島村抱月役を緒形直人が演じる。ナレーションを務めるのは岸本加世子。

 メガホンを取ったのは神山征二郎。監督人生50年を超える神山は晋平の出身地、長野で暮らしており、晋平の楽曲と人生に魅せられ、「この映画を集大成にしたい」との覚悟で臨んだ。脚本は『クライマーズ・ハイ』『孤高のメス』『凪待ち』『碁盤斬り』の加藤正人が手掛けた。

 解禁となった場面写真は、流行歌を次々と生み出し、押しも押されもせぬ人気作曲家となっていく晋平と時代の変化を捉えたもの。抱月の演劇の劇中歌を作ることをきっかけに時代の花形となり、結婚もし、世間は晋平の作る歌にあふれていく。

 予告編では、晋平の快進撃の様子と次第に移り変わる時代と葛藤する姿が映し出される。しかし冒頭から「東京行進曲」「東京音頭」「波浮の港」「ゴンドラの唄」そして「シャボン玉」など、時代が移り変わってもどこか聞き覚えのあるメロディーの数々が次々と登場する。

 映画『シンペイ〜歌こそすべて』は、11月22日より長野県先行ロードショー、2025年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開。

 緒方直人、五木ひろし、珠城りょうのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■島村抱月役:緒形直人

 抱月は、3年間の独英留学の間に、180本以上の演劇、オペラ、ミュージカルを観劇し、その感動を日本で形にすべく、プロデューサー、演出家として独自の信念で道を切り拓いた演劇界のパイオニアです。

 高きを行く孤高のひと。その勢いや強引さ、喜びも表現すべきだと思いました。
あの歌はこうやって完成したんだ。

 あの民謡はこういう意味があるんだ。

 当時の、新しい演劇や歌にかける人たちの情熱や想い、また人生を感じとる事が出来る作品です。

 音楽は楽しいですね。

 日本人にとって、今でも聞き覚えがある、生き続けているあの時代のメロディや旋律、懐かしさ。日本の演劇界に新たな息吹をもたらした偉人たちの物語です。あの当時の日本を感じる事が出来ると思います。是非劇場でご覧になってください。

■五木ひろし(歌手)

 日本歌謡史は今年110年を迎えましたが、その始まりは中山晋平作曲・島村抱月作詞「カチューシャの唄」と言われております。この歌がわが国の「流行歌」第一号と言われ、音楽的にも「それまでの日本のはやり歌にはなかった近代的なメロディーである」と評価されています。そして、大衆が生み出した流行歌は、現代まで多様な時代とともに変化し、人の生活に寄り添って来ました。いまこの時代に改めて先人の功績を感じられる映画作品が生まれたことに、歌手として嬉しく感じております。

■珠城りょう(女優・歌手 元宝塚歌劇団 月組トップ)

 この映画を拝見して、いつの時代も作り手は人々の人生に歌や音楽が必要だと信じて作り続けているのだなと改めて感じました。その思いは、表現する仕事をしている私も同じです。そして、どのような時も生活の中には歌が流れていて、それぞれの人にとって大切な歌があるというのはとても素敵なことだと思いました。見終わった後、心に暖かい光が灯るような映画です。

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