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『民王R』絆を深めたキャスト陣が充実のクランクアップ! 大橋和也のボケに遠藤憲一がツッコミ

クランクイン! / 2024年12月9日 6時0分

 そして、“永田町のプリンス”こと白鳥翼役の溝端淳平、泰山たちの前にラスボスとして立ちはだかる政治評論家の蓮沼清彦役の満島真之介も続々クランクアップ。

 溝端は「こうやってクランクアップですって言われて花束を渡されるということは、これが…つまり…クランクアップということなのかなと実感しております」と“白鳥節”を披露。「今日で言えなくなるのは寂しいですが、一生記憶に残る素敵な役になりました!」と、白鳥翼として生きた時間を振り返った。

 一方の満島は「やっとギアが上がってきた頃にもう終わりなんですね」と寂しそう。蓮沼という人物を個性的なビジュアルから作り上げて臨んだ今作への並々ならぬ思いを明かしつつ、「僕が遠藤憲一さん、岸部一徳さんと初めてご一緒したのは『ドクターX~外科医・大門未知子~』のシーズン2。あのとき、監督の厳しい指導についていくだけで必死で、最後まで心折れずにやり切れたのは遠藤さん、岸部さんのおかげでした。こうしてまたご一緒できる幸せをかみしめ、あの時の恩返しができるように頑張りました」と、2人への感謝も述べた。

 そして今作では旅先から折に触れて泰山のピンチを救ってくれた元秘書の貝原茂平役、高橋一生も撮了。「9年ぶりの『民王』でしたが、まるで昨日のことのようにお芝居ができたのは皆さんのおかげです。また皆さんにお会いできますように」と、笑顔を見せた。

 武藤泰山役の遠藤憲一、盟友の官房長官・カリヤンこと狩屋孝司を演じた金田明夫、民政党のドン・二木正一役の岸部一徳は同じ日、同じ場所でクランクアップ。一足先にアップした金田は「みんなが本気でアホやって、熱演して、久々に感動した作品でした。きっと後世に語り継がれると思います」と『民王R』への愛を激白。9年のときを経て再び演じた“カリヤン”への強い思いも明かた。

 泰山にとって“目の上のたんこぶ”であり、泰山を総理大臣の座へと押し上げた張本人でもある二木を演じた岸部からは「新しいドラマに出会ったな、と実感しました。ドラマだけでなく、音楽も映画もそうですが、何かが変わっていくときにはそのきっかけになるものがあり、この作品はその“きっかけ”になるんじゃないか」と、出演者としてだけでなく、イチ視聴者としての冷静な分析が。

 そして、そんな岸部からのうれしい言葉ももらい、クランクアップを迎えた遠藤は、「時代の流れの先頭をいく作品になれた、という言葉は本当にうれしかったです」と喜びつつ、「この作品は間違いなく俺の俳優人生の中で一番大変でした!(笑) でもこの歳でこんなに変化に富んだ役をいただけるのは、ものすごく幸せなことで、のちのち、『俺、あのとき幸せだったな』って思い返す作品になると思います」と笑顔で胸を張った。

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