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工藤美桜&尾碕真花W主演、人気ガールズラブ小説『コールミー・バイ・ノーネーム』をドラマ化! 来年1.9スタート

クランクイン! / 2024年12月16日 7時0分

 『コールミー・バイ・ノーネーム』という作品が持つ繊細さと、枝監督の世界観から生み出される儚さや幻想的な空気をスタッフの皆様が一丸となって作り上げてくださった映像は本当に美しく、全てのシーンが素敵なものになっていると思います。

 ドラマ初主演。目まぐるしい日々を駆け抜けました。沢山の方に届くことを願っています。コルミノ! よろしくお願いいたします。

■枝優花監督

 これまで「誰かの期待に応えられる自分」を必死に形成してきた気がします。最初はそんな自分に心地よさを感じていました。けれどそれは次第に自身を縛る鎧となり、気づけば一体自分が何者か見失い、ついに身動きが取れなくなりました。

 そんなとき、この原作を手にしました。名前を捨てた少女が、自分の本当の名前をたった1人の人に見つけてもらおうとする話。直感的に「今この作品をやらなければならない」と思いプロデューサーに連絡しました。

 そして撮影を終えた今、なぜ自分がこの作品に猛烈に焦がれたのか、わかった気がします。

 人は1人では生きて行かれません。誰かに自分を認識され、求め、愛し愛され、今ここに居る喜びを感じる、その繰り返し。そして気づけば相手の求める誰かになろうと自己を変容させ、時に理解を示さない相手を拒絶する。

 理解されない私には価値がない、と孤独を感じる。けれど本当は、自分を愛せるのは自分だけ。私が私を見つけないといけない。私は私だけのものだから。

 この作品を作るために、スタッフ・キャストたちとこれまでのドラマという型、自身が抱える殻を破って、今の私たちだからこそ描ける「本当の私をあなたと見つける」に全力で向き合いました。

 きっと賛否両論あるでしょう。それでも、今、この物語が必要である誰かにきっと届くと信じています。ぜひとも、今冬よろしくお願いいたします!

■原作:斜線堂有紀

 私にとって大切な物語なので、ドラマ化の話を頂いた時は驚きました。撮影前はどうなるのだろうと思っていたところもあるのですが、今はこの物語に真摯に向き合ってくださったと思っています。文章が映像になる際に載る感情や余白、新たな解釈を私自身も楽しみました。小説を読んでくださった皆様も新たな『コールミー・バイ・ノーネーム』をよろしくお願いします。

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