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横浜流星、『正体』で主演男優賞 阿部寛が祝福「映像界を背負って立つ人間になるんじゃないかな」

クランクイン! / 2024年12月16日 19時25分

横浜流星、「第49回報知映画賞」表彰式に登場

 俳優の横浜流星が16日、都内で行われた「第49回報知映画賞」表彰式に出席。映画『正体』の演技に対して主演男優賞を贈られた。

 報知新聞社が制定する「報知映画賞」は、国内映画賞レースの先陣を切って発表される映画賞。表彰式には横浜のほか、主演女優賞の石原さとみ、助演男優賞の奥田瑛二、助演女優賞の吉岡里帆、監督賞の塚原あゆ子、新人賞の越山敬達、中西希亜良、特別賞の平泉成らも出席した。

 映画『正体』は、染井為人による同名小説を藤井道人監督のメガホンで実写化したサスペンスエンターテインメント。日本中を震え上がらせた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受け脱走した鏑木を横浜が演じた。

 表彰式にはプライベートでも親交があるという阿部寛が駆けつけ、横浜に花束を贈呈。阿部は、横浜と初めてドラマで共演した時のことを振り返り「情熱がすごくて、この子は本当に映像界を背負って立つ人間になるんじゃないかなと思った」と語り、「彼の魅力というのは、変わらないんですよね。誰に対しても。なかなかそういう人っていなくて、例えばこうやって3年連続でそういう風な賞を取っても、いつ会っても、最初に会った時の彼のままで、これがやっぱり流星の一番信頼される魅力だなと思いました」と伝えた。

 横浜は、2025年に放送される『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で演じる蔦屋重三郎が、過去に別作品で阿部も演じた人物であることに触れ、「阿部さんもやられているので、その意志を引き継いで自分らしく大河ドラマもやっていきます」とコメント。そして「改めまして、本当にこのような素敵な賞をいただけて、そして自分を選んでいただき、本当に感謝しています。光栄に思います」とした上で、「主演男優賞をいただけたことはもちろんなんですけれど、作品賞を受賞できたことが何よりもうれしいです」と『正体』が作品賞の邦画部門を受賞したことを喜んだ。

 さらに「藤井監督とは約10年の付き合いで共に作品を作ってきていて、最初は『正体』ではなく、監督が自分のためにオリジナルで作品を作ってくれていて、でも自分たちの力不足でそれが実現しなくて、そこは本当に申し訳なく思っています」と吐露。続けて「でもお互い、力をつけたから、『正体』という素敵な作品と出会い、吉岡さんをはじめとした素敵な方々と出会い、妥協せず完成させられました。自分の中でも一つの集大成となった作品が、本当にたくさんの方々に届いているなっていうのを感じていて、幸せに思います」と語っていた。

 第49回報知映画賞の受賞作・受賞者は以下の通り。

■作品賞・邦画部門:『正体』(監督:藤井道人)
■作品賞・海外部門:『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(監督:アレックス・ガーランド)
■アニメ作品賞:『ルックバック』
■主演男優賞:横浜流星(『正体』の演技に対して)
■主演女優賞:石原さとみ(『ミッシング』の演技に対して)
■助演男優賞:奥田瑛二(『かくしごと』の演技に対して)
■助演女優賞:吉岡里帆(『正体』の演技に対して)
■監督賞:塚原あゆ子(『ラストマイル』の演出に対して)
■新人賞:越山敬達、中西希亜良(『ぼくのお日さま』の演技に対して)
■特別賞:草笛光子(『九十歳。何がめでたい』の演技と長年の映画界への貢献に対して)
■特別賞:平泉成(『明日を綴る写真館』の演技と長年の映画界への貢献に対して)

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