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二階堂ふみ、広瀬すず主演『遠い山なみの光』出演決定 ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロのデビュー作を映画化

クランクイン! / 2024年12月25日 7時0分

 二階堂は本作の出演に際し、「この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います」と語り、石川組への初参加に喜びを滲ませた。

 また、石川監督も二階堂について、「鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました」と絶賛。「二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています」と絶大な信頼を寄せている。

 あわせて、広瀬演じる凛(りん)としたイメージの悦子と、二階堂演じるモダンな女性・佐知子のコントラストが際立つ場面写真が到着した。広瀬と二階堂、共にNHK紅白歌合戦の司会を務めるなど国民的な人気を誇るふたりが、戦後混乱期の長崎に生きる対照的な女性を繊細に演じる姿に、本編への期待が高まる。

 映画『遠い山なみの光』は、2025年夏公開予定。

※二階堂ふみ、石川慶監督のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■二階堂ふみ

 この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います。

■石川慶

 ネタバレになってしまうので、なかなか役の話ができないのがもどかしいのですが、二階堂さんに演じてもらった佐知子は、この映画の登場人物としても、この時代に生きた女性としてもひときわ異彩を放つ、非常に重要な役です。鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました。

 今、編集室で、二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています。そしてなにより、広瀬すず、二階堂ふみという現代日本映画界の最高峰のふたりが、同じフレームにおさまっているのを見るだけでも、震えるような感動を覚えます。早く、みなさんとこの感動を共有できるよう、もう一息がんばります!

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