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細田守監督、4年ぶりの新作『果てしなきスカーレット』2025年冬公開! ビジュアル&全世界配給を発表

クランクイン! / 2024年12月23日 18時20分

細田守監督、「2025年東宝配給作品ラインナップ発表会」の様子

 映画監督の細田守が23日、都内で行われた「2025年東宝配給作品ラインナップ発表会」に出席。2025年冬に新作アニメーション映画『果てしなきスカーレット』を発表することを明かした。イベントにはスタジオ地図プロデューサーの齋藤優一郎も参加した。

 2021年公開の『竜とそばかすの姫』以来、4年ぶりとなる細田監督の監督作。公開は2025年冬で、東宝とソニーピクチャーズによる共同により全世界配給作品となる。

 細田監督は、主人公となるスカーレットのビジュアルを1枚公開し「いままで爽やかな映画を撮ってきましたが、今回は趣が違います」と語ると、ビジュアルを差し「この女性がスカーレットです。肌も汚れていて、服もボロボロ。剣を腰に携えている。厳しい世界を旅しているとある国の王女です」と説明する。

 さらに細田監督は「プリンセスなのですが、アクションもロマンスもある、皆さんに楽しんでもらえるようなエンタメ作品」と大枠での話をすると「これまでも作品を作るたびにチャレンジを続けてきましたが、今回は今までのなかでも大きな壁となるようなチャレンジをしています。セル画でもなく、3DCGでもなくまったく新しいルックで、アニメーションという枠を広げていきたい」と意気込んだ。

 これまでの細田作品は夏公開が定番だったが、今回は冬の上映となる。その理由について「総合的な判断」としたが、今回はアメリカハリウッドメジャーであるソニーピクチャーズが共同制作および共同配給として参加。国内を東宝が、それ以外の国の配給をソニーピクチャーズが担当し、全世界で映画が公開されるというビッグプロジェクトとなった。

 細田監督は「現時点で話せることがなくて申し訳ないです」と恐縮しつつも「『龍とそばかすの姫』は『美女と野獣』を現在のインターネット社会でやったら……というコンセプト。この作品もとある古典をモチーフに、それが現代のなかで伝えるのならどうなるのか……というテーマがあります。その古典作品は非常に有名なものです」とヒントを与える。

 最後に「スカーレットのほか、時空を超えたもう1人の登場人物が出てきます。ロードムービーでありバディものであり。絆を深めていく楽しい物語になれば」と思いを語っていた。

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