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ジュード・ロウが暴君ヘンリー8世に! アリシア・ヴィキャンデル共演『ファイヤーブランド』公開決定&予告解禁

クランクイン! / 2024年12月26日 10時0分

映画『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』ポスタービジュアル

 アリシア・ヴィキャンデルとジュード・ロウが共演する第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『FIREBRAND(原題)』が、邦題を『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』として2025年2月14日より公開されることが決定。予告編、ビジュアル、場面写真が解禁された。

 本作は、英国史上最もスキャンダラスで悪名高い暴君ヘンリー8世と、その6番目にして最後の妻キャサリン・パーが生き残りを賭けて戦う様を描く、その静かな恐怖に息を呑む宮廷サバイバル・スリラー。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映後、ミシェル・ヨー、マリオン・コティヤールを含む観客から8分間のスタンディング・オベーションを受けた。

 16世紀の英国、テューダー朝。5人の前妻は追放、処刑、出産死亡…と壮絶な運命をたどった、絶対権威のためには容赦なく王妃を切り捨てる暴君ヘンリー8世と、彼と望まぬ結婚をした6番目にして最後の妻キャサリン・パー。イングランド国教会を設立したヘンリーに反して、キャサリンはプロテスタントの信念に基づき、血塗られた国を光ある未来に導きたいと願っていた。国王と対立する立場であることを告発されてしまったキャサリンは、あらゆる政治的陰謀が絡み合う宮廷で“異端の証拠探し”に巻き込まれる。キャサリンは前妻たちのように国王に首をはねられるのか、それとも病に蝕まれた国王が先に死ぬか。息を呑む生存をかけた戦いが始まる―。

 監督は、2019年に第16回ラテンビート映画祭で上映された『見えざる人生』で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞を受賞したカリン・アイヌーズ。監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たすなど、世界が認める才能の持ち主だ。本作はブラジル人のアイヌーズ監督にとって初の英語作品となる。エル・ファニング出演作『ポケットの中の握り拳』のリメイク映画『Rosebush Pruning(原題)』の公開も控えている。

 在位38年間で離婚と処刑を繰り返した暴虐な絶対君主ヘンリー8世を演じるのは、先日ハリウッド殿堂入りを果たし、今年の東京コミコンでの来日も話題を呼んだジュード・ロウ。その最後の妻キャサリン・パーを、オスカー俳優アリシア・ヴィキャンデルが演じる。脇を固めるのは、エディ・マーサン、サム・ライリーなどイギリスの名優たち。

 ヘンリー8世とその妻たちの物語は日本でも有名で、阿部寛がヘンリーを演じ、吉田鋼太郎が演出を務めた舞台『ヘンリー八世』や、ソニンや鈴木愛理らが6人の王妃を演じるミュージカル『SIX』、ヘンリーの娘エリザベス1世の人生を描く漫画『セシルの女王』など、多くの作品で題材として取り上げられている。そんな恐ろしくも魅力的なヘンリーを演じるため、本作でジュードがこだわった驚きのポイントは「匂い」。ヘンリーは馬上槍試合での落馬により脚が酷く腐っていたそうで、その強烈な匂いを再現するため、ジュードは血、糞尿、汗といった史上最悪の香水を作り出し、想像を絶する匂いを放ちながら撮影していたという。

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