長塚京三、瀧内公美、河合優実、黒沢あすかが語る! 映画『敵』キャラクター&関係性を深掘り
クランクイン! / 2025年1月3日 12時0分
映画『敵』より、長塚京三、瀧内公美、河合優実、黒沢あすかのコメントが到着。長塚が自身演じる儀助と魅惑の女性たちの関係性を紐解くほか、瀧内公美、河合優実、黒沢あすかが、長塚京三と儀助の魅力を語った。
筒井康隆の同名小説を吉田大八監督が映画化した本作。
12年ぶりの映画主演となる長塚京三は元大学教授・渡辺儀助を演じ、人生の最期に向かって生きる人間の恐怖と喜び、おかしみを同時に表現する。清楚(せいそ)にして妖艶な魅力をもつ大学の教え子には瀧内公美。亡くなってなお儀助の心を支配する妻役には黒沢あすか。バーで出会い儀助をほんろうする謎めいた大学生には河合優実。そのほか松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩ら実力派俳優陣が脇を固める。
原作者の筒井は「すべてにわたり映像化不可能と思っていたものを、すべてにわたり映像化を実現していただけた」と本作を絶賛。吉田監督は「自分自身、この先こういう映画は二度とつくれないと確信できるような映画になりました」と自身の新境地を見せる。また本作は、第37回東京国際映画祭にてワールドプレミア上映を迎え、東京グランプリ、最優秀男優賞、最優秀監督賞の3冠を達成した。
本作の魅力の一つとも言えるのが、20年間一人暮らしの元大学教授・渡辺儀助(長塚)と、物語のキーとなる3人の女性たちとの関係性だ。物語が進むにつれて、亡き妻・信子(黒沢あすか)、大学時代の教え子・鷹司靖子(瀧内公美)、行きつけのバーでアルバイトをする菅井歩美(河合優実)によって儀助の内面がつまびらかにされていく。
長塚は自身の演じる儀助について、3人の女性によって「インテリ特有の小心さや、狡猾さみたいなものが滲んでくる」と語る。亡き妻・信子と儀助の関係については「もうひとつ愛しきれていなかった部分があって、約束したパリに連れていかなったことは大きい」と、あるシーンに触れながら言及。「きっと(儀助は)相手を見て判断したところがある。どうせ真髄を味わえないだろうと。やっぱり思い上がっていますよ、儀助は!」と自身が演じた儀助を分析する。
元教え子・鷹司やバーで働く菅井との関係については、「教え子の靖子の恋愛相談に乗って力になろうとしたり、大学生・歩美の滞納している授業料を心配したりと、懐の深いところを見せようとするけれど、相手のことを慮っていたのかは分からない。実はお為ごかしで、下心があったのかもしれないし、余計なお節介だったのかもしれない…観客の皆さんはどう受け止めてくださるのでしょうか」と、女性に対してとる儀助の行動の真意を想像しながら笑って見せた。
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