1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

アカデミー賞ノミネート! タイで爆発的ヒット『Lahn Mah(原題)』日本公開決定

クランクイン! / 2025年1月8日 9時0分

映画『Lahn Mah(原題)』(英題:How to Make Millions Before Grandma Dies)

 第97回アカデミー賞の国際長編映画部門にノミネートされたタイ映画『Lahn Mah(原題)』(英題:How to Make Millions Before Grandma Dies)が、6月13日より全国公開されることが決定。日本版ビジュアルが解禁され、観客参加型の“邦題決定”試写会の開催が発表された。

 本作は、2024年4月にタイで公開され、初週の4日間で年間最大のオープニング成績となる興行収入260万ドル(約4.1億円)を稼ぎ、タイ国内での2024年興行成績第2位、歴代興行ランキングで12位を記録したヒット作。その人気はタイ国内にとどまらず、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、中国などアジア全体を席捲。涙なしでは観られないことから、鑑賞後に号泣する様子を観客自ら撮影し、TikTokをはじめとするソーシャルメディアに投稿することが大流行し、爆発的なヒットに繋がった。

 また、第97回アカデミー賞国際長編部門のタイ代表としてショートリストへの選出を果たし、タイ映画史上初の歴史的快挙となった(最終ノミネートは1月17日に発表)。

 今回の公開決定にあわせ、日本版ビジュアル(タイトルなし)が解禁された。主人公である孫と祖母が笑顔で向かい合う微笑ましい一面を捉えたものとなっている。中央に邦題が配置される予定だ。

 さらに、観客参加型で本作の邦題を決める試写会が、1月22日にアキバシアターにて開催されることが決定した。映画鑑賞後にアンケートを行い、集計結果をもとにして邦題を決定するという、本邦初の試みとなる。この試写会の参加希望者は、公式X(@how2makejp)をフォローし、固定ポストをリポストの上、応募フォームに必要事項を記入することで応募できる。応募期間は1月15日23時59分までとなる。

 邦題決定試写会が開催される背景には、洋画興行の不振がある。2000年代には8:2だった洋画と邦画の市場割合は、現在3:7と逆転。その洋画もハリウッドメジャーが80%を占めており、それ以外に区分されるアジアの映画の国内市場は極めて小さい。さらに、コロナ前と比べて現在は78%までしか動員が回復しておらず、非メジャー映画は良作であっても観客の足が遠のいている。配給、興行各社は様々な施策を凝らし、いかにしてユーザーに作品を届けるかに苦心しているのだ。

 そんな中、本作は素朴な物語ながら、“とにかく泣ける”と若者を中心にSNSで話題になり、新しい切り口の映画としてコロナ後のアジア各国で爆発的な人気を獲得。欧州の主要な映画祭での受賞はないが、観客の高い支持を得たことでアカデミー賞にノミネートされた。そうした経緯から、日本においても、観客とともに邦題を決めて公開を迎えるという決定がなされた。

 映画『Lahn Mah(原題)』は、6月13日より全国公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください