＜成人の日＞記念『勇敢な市民』新カット到着 学園の独裁者スガンの大人げない行動を見て反面教師にしよう

映画『勇敢な市民』学園を牛耳る極悪独裁者スガン（イ・ジュニョン）

　シン・ヘソンが主演する韓国映画『勇敢な市民』より、成人の日を記念して、若者たちの反面教師となる学園の独裁者スガン（イ・ジュニョン）の自分勝手で大人気ない行動を捉えたカットが解禁された。

　本作は、韓国で評価9.8点を記録した同名人気WEBマンガ（LINEマンガにて配信中）を原作とした、愉快・痛快・爽快なアクション・コメディー映画。

　正規雇用を勝ち取るためにトラブルを避け、学園内にはびこる悪事を全て見逃してきた女性教師ソ・シミン。しかし、教師ですら手を出せない巨悪ハン・スガンが現れた時、猫のマスクで正体を隠しながらついに彼女は立ち上がった。シミンは元ボクシング王者にして、数々の格闘技をマスターした猛者だったのだ。映画史上最低で最狂で最悪のヴィランと非正規教師の戦いは、学園全体を巻き込む大バトルへと発展していく。

　主演を務めるのは、『哲仁王后～俺がクイーン!?』『サムダルリへようこそ』『生まれ変わってもよろしく』のシン・ヘソン。学園を支配する生徒スガンを『D.P.-脱走兵追跡官-』『マスクガール』『百人力執事～願い、かなえます～』のイ・ジュニョンが演じる。監督はドラマ『悪魔なカノジョは裁判官』で話題のパク・ジンピョ。

　解禁となったカットでは、暴力で学園を支配するスガン（イ・ジュニョン）たちが、いじめのターゲットであるジニョン（パク・ジョンウ）の頭に黒いビニール袋を被せ、パンツ1枚でチキンを買いに行かせる様子を螺旋階段の上から楽しそうに眺めている。また別のカットでは、校内をスガンとその後ろを我が物顔で歩く取り巻きたちの姿が切り取られている。

　目の前で度を越した凄惨ないじめが行われているにも関わらず、自分がいつターゲットにされるか怯える取り巻きたちは、誰もスガンの悪行を止めようとはしない。1人では何もできないが集団になるといじめの加害者側に周り、偉そうに振る舞う人間の弱さが滲み出たカットとなっている。

　対象的に3枚目のカットには、ずっと夢だった正規雇用の道を諦め、猫仮面ヒーローとしてリングで戦うべきか迷うシミン（ソ・シミン）の手を引く高校生のシミンが登場する。非正規教師シミンが、若かりし頃の正義感溢れる高校生のシミンに強さと勇気をもらい、スガンとの最終決戦に進む覚悟を決める重要なシーンだ。

　成人の日に解禁となった本ニュース。2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたが、18歳、19歳はまだ社会人ではなく大学や高校に在籍している人も多い。そのため制服を着たまま成人となり、全日制高校ではこれまでほとんど見られなかった、同じクラスに「大人」と「子ども」が混在する光景が普通となる。

　実は、スガンは18歳の時に生徒に大怪我を負わせ退学となり2年後に復学した20歳の成人男性である。成人の年齢にも関わらず、親の権力を振りかざし暴力で学校を支配する傍若無人のスガンを、ぜひ反面教師にしてほしい。

　映画『勇敢な市民』は、2025年1月17日より全国公開。