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ライアン・レイノルズ、妻ブレイク・ライヴリーとジャスティン・バルドーニの確執浮上後初めてスピーチ 女性に課されるスタンダードを訴える

クランクイン! / 2025年1月9日 19時30分

ライアン・レイノルズ、妻ブレイク・ライヴリーとジャスティン・バルドーニの確執浮上後初めてスピーチ、男女間のダブルスタンダートを訴える

 現地時間1月7日、米ニューヨークにて、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞授賞式が開催され、妻ブレイク・ライヴリーが『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』でタッグを組んだジャスティン・バルドーニに対し、セクハラと中傷キャンペーンを行ったとして訴訟を起こしてから初めて、ライアン・レイノルズが公の場でスピーチを行った。

 Varietyによると、最優秀作品賞を獲得した『ウィキッド ふたりの魔女』のプレゼンターとして授賞式に参加したライアンは、「『ウィキッド』は実に不道徳(wicked)です。大胆にも、2人のパワフルな女性を主人公に据えています。20年以上にわたって、舞台で人々の心を動かしてきた、繊細で複雑な関係を描いた作品です」とスピーチ。

 「女性の物語は、異なるスタンダードに縛られているようです。つまり言い換えると、女性の人生には、従わなくてはならないスタンダードが、しばしば存在するようです。完璧でなくてはならない、強さを隠さなければならない、状況に応じて姿を変え、好意的でなければならない。ユニバーサル・ピクチャーズとドナ・ラングレー(同社会長)は、どこに信頼を置き、誰を信頼すべきかを知っており、それが本作で功を奏しました」と続けた。

 そしてライアンは、同作に出演するジョナサン・ベイリーを「客観的に見て完璧、いや、完璧すぎる」と評し、おかげで、彼のようにはなれないハリウッドの主演男優たちは皆、苦境に立たされていると述べ、持ち前のユーモアで締めくくった。

 妻のブレイクは昨年12月20日、『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』撮影中のセクハラと、その事実を隠蔽するため彼女に対して中傷キャンペーンを行ったとして、カリフォルニア州に対し、バルドーニを訴えた。

 訴状によると、ジャスティンは契約後にブレイクの同意なくセックスシーンを加えたほか、撮影中にアドリブでキス、また、彼女の体重について不適切な発言をしたり、彼女が上半身裸で準備をしているトレーラーに合意なく上がり込む、自身の性生活を不適切に語るなどいったセクハラ行為を行ったそう。

 ブレイクは対応を求め、夫であるライアン・レイノルズを交えて話し合いを行い、結果、インティマシーコーディネーターを採用することや、セックスシーンを追加しないことなどで合意したが、彼は広報チームを採用し、この報復措置としてブレイクの評判を「破壊」するために「社会的操作」を行ったと訴えている。

 これを受け、ジャスティン側は、ブレイクの主張を裏付ける記事を掲載したNew YorkTimes誌を告訴し、彼の弁護士が、ブレイクの「いじめパターン」を示す「証拠」を提示すると宣言するなど、反撃に出ている。

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