ロサンゼルス山火事で自宅を失ったセレブたち 2023年購入の新居や46年間の思い出詰まる家が全焼

　米ロサンゼルスの山火事を受け、カリフォルニア州知事は非常事態宣言を発令し、ロサンゼルスの住民10万人以上が自宅から避難。パシフィック・パリセーズなど高級住宅地に暮らすセレブたちが自宅を焼失するという被害を受けている。これまでに明らかになった、セレブたちの被災状況をまとめる。

　リアリティスターで実業家のパリス・ヒルトンは、マリブにある別荘が全焼したことをインスタグラムにて公表。自分の家が全焼するのを生放送で目撃し、言葉にならないほど衝撃を受けたと綴った。

　『トップガン マーベリック』で知られるマイルズ・テラーは、2023年に購入したばかりの新居が全焼。愛車の、ビンテージのフォード・ブロンコも完全に焼失してしまった。妻のケリーはインスタグラムにて、在りし日の写真と燃え尽きてしまった自宅の写真をシェアし、「ウェディングドレスを持ち出せばよかった」と無念を綴るも、「そんなことはどうでもいい。皆さん安全に避難して」と呼びかけ、心配して連絡をくれた人々や、消防隊員らに感謝を綴った。

　ドラマ『THIS IS US』で知られるマイロ・ヴィンティミリアは、第一子出産を控える妻と暮らすパリセーズの自宅が全焼。2人は防犯カメラを通じて、燃えていく自宅を見ていたが、途中で見続けることを止めたとCBSニュースに悲痛な面持ちで語り、「ある意味、受け入れたのです」と語っている。

　オスカー俳優のアンソニー・ホプキンスも自宅が全焼。インスタグラムにて声明を発表し、「我々皆が、この火災による惨状から癒えることに苦慮している今、我々が携えることができるのは与える愛情だけだと、思い出すことが肝要です」と綴った。

　『恋人たちの予感』などに出演し、9度もアカデミー賞の司会を務めたことで知られるビリー・クリスタルは、46年暮らしたパシフィック・パリセーズの自宅が焼失。「僕らが目撃し、経験している惨状は言葉で表すことが出来ません。僕と同じように、この悲劇で自宅や仕事を失った友人や隣人を思うと胸が痛みます。僕とジャニスは1979年からこの家に暮らし、子どもや孫を育てました。隅々まで愛に満ちた家でした。決して奪うことのできない美しい記憶です」と声明で述べた。

　『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミルはインスタグラムにて、自宅に火が迫り「ギリギリ」で退避したことを公表し、妻と愛犬とともにハリウッドにある娘チェルシーの自宅に無事たどり着いたことを報告。「1993年以来最悪の火災だ」と綴り、ファンに安全を呼び掛けた。