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吉野北人、松井奏の豹変演技を絶賛 お互いを「スター」とほめ合う!? <映画『遺書、公開。』インタビュー>

クランクイン! / 2025年1月29日 6時0分

松井:ありがとうございます! 感情をバーッと出すあのシーンについては「やっちゃえ!」と腹をくくりました。

吉野:感情をめちゃくちゃ出すシーンは、大変だったよね。ほぼ順撮りで進んでいったので奏が最初の出番で、現場の緊張感もすごくあったから。本番前、奏は「すごい緊張する…」とこわばっていたけど、「本番!」の声がかかった瞬間に目の色が変わっていて。最低な男になりきっていたから、すごいと思った。

松井:うれしい…!

吉野:それこそ本当に…スターだよ! スターから最悪&最低な男に一瞬でころっとスイッチが変わったので、観てくださればみなさんわかると思います。

――吉野さんの大絶賛を受けまして、松井さんはかなり気合いを入れて臨まれたと?

松井:うれしい…。僕は映画の撮影自体が初めてで慣れていませんでしたし、本当にむちゃくちゃ緊張して、手もすごい震えていたんです。監督から「赤崎ショーだから! 教室を広く使って、好きにやっちゃっていいよ」とアドバイスをいただいたので、赤崎としても僕としても、「ここでやらなきゃどうする? 失うもんなんてない!」という気持ちで、思いっきりクズをやりきりました。何より、僕の言葉にクラスのみなさんがリアクションしてくれるんです。本当に素晴らしい俳優さんの集まりだったので、そのリアクションにすごく引っ張ってもらいました。池永に「そう、1位!」と言ったときも、北人くんのあの表情でこっちも乗れたんです。

――一方、吉野さんは終盤にキーとなる見せ場のシーンがありました。エピソードをぜひ教えてください。

松井:緊張した?

吉野:めっちゃ緊張した。あのシーンでは、熱い気持ちを持ってはいるけど冷静に…という池永の絶妙な思いを、目線や声のトーンなどでかなり意識して演じました。遺書を読むシーンは、みんな「これでもか!」というくらい感情を爆発していて、本当にすごいじゃないですか。さんざんみんなの熱演を見てきたから、自分も実はもっとやりたいなという気持ちもあったんですが、池永らしさを意識してリアルに伝えるようにしました。

■芸能界における数字やSNSとの関わり方 吉野「逆に燃える」/松井「気にしちゃいます…」

――お二人が生業(なりわい)としている芸能界は、序列までいかなくとも数字と戦うシビアな世界です。あらゆる数字や序列のようなものと、普段どう向き合っていますか?

吉野:数字は良くも悪くも当たり前につきまとうものなので、自分は捉え方次第だなとすごく思います。いい数字の場合は素直にうれしい気持ちもありますし、悪い数字の場合でも「きっといい方向に持っていけるから、もっと頑張ろう」みたいに考えられるのかな、と。だから、あまり突き詰めずポジティブに考えるようにしています。

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