1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

平野綾、胸にあふれる『ベルばら』愛 現地を訪れマリー・アントワネットの孤独を体感

クランクイン! / 2025年1月26日 7時0分

平野綾

 子役からキャリアをスタートさせ、声優としてブレイク。舞台俳優としても、確固たる地位を築いてきた平野綾。池田理代子による不朽の名作を完全新作としてよみがえらせる劇場アニメ『ベルサイユのばら』では、気高く優美な王妃マリー・アントワネット(以下、アントワネット)役に抜擢され、激動の人生を体現している。歌唱シーンも交えてドラマチックな愛の物語を描く本作では、アントワネットとして歌声も響かせている平野は「すべての経験が糧となって、パフォーマンスに繋がっているんだと思いました」としみじみ。もともと原作ファンだったという平野が“『ベルばら』愛”をたっぷりとあふれさせるとともに、「好きな言葉は“初志貫徹”」と力強く邁進する原動力を語った。

◆『ベルサイユのばら』の熱烈なファン! 抜擢に「奇跡だと思います」

 原作は1972年から連載がスタートし、革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を描いた漫画『ベルサイユのばら』。50年を超える歴史の中で宝塚歌劇団による舞台化やテレビアニメ化など、数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界に金字塔を打ち立てた。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(以下、オスカル)。隣国オーストリアから嫁いできた、王妃アントワネット。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ(以下、アンドレ)。容姿端麗かつ知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(以下、フェルゼン)。栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会った彼らが、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる姿をつづる。

 平野は「母が読んでいた少女漫画を、私も小学生くらいの頃から全部読んでいた」という、『ベルサイユのばら』の熱烈なファン。2022年に六本木ヒルズで行われた『ベルサイユのばら展』にはいちファンとして一人で訪れていたといい、「展示の最後に、劇場アニメ化が決まったというお知らせが掲示されていて。まさかオーディションの話までいただけるなんて思わなかったので、本当に驚きました。全力でオーディションに臨み、今に至ります。令和の時代に、自分が『ベルサイユのばら』を演じることができるなんてまったく想像もしていなかったこと」と喜び爆発。「奇跡だと思います」と熱っぽく語る。

 「『ベルサイユのばら』は少女漫画だけでなく、日本の漫画史に革命を起こした作品」と続けた平野だが、それほど好きな作品だけに、アントワネット役に決まった際には「もちろんプレッシャーもあった」とのこと。「母からは『あなたにこの漫画を勧めたからこそ、責任を感じる。頑張ってね』と言われて。映画を一緒に観にいくと約束していますが、少し怖いです」とプレッシャーと共にエールを送ってくれたと苦笑いを見せていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください