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朝ドラ『あんぱん』語りはNHK林田理沙アナ「心を込めてお伝えします」 音楽は井筒昭雄

クランクイン! / 2025年1月27日 15時30分

連続テレビ小説『あんぱん』の語りを務める林田理沙NHKアナウンサー

 今田美桜が主演する3月31日スタートの2025年度前期NHK連続テレビ小説『あんぱん』より、音楽を井筒昭雄、語りを林田理沙NHKアナウンサーが務めることが発表された。

 本作は、『アンパンマン』を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919‐2013)と、小松暢さん(1918‐1993)夫婦をモデルにした物語。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描く。脚本は中園ミホによるオリジナル作品だ。主人公・朝田のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩を北村匠海が演じる。

 音楽を務める井筒昭雄は、豊かな音楽性と幅広いジャンル感覚を持つ音楽家として多方面に活躍中の作曲家・musician。アーティスト「Fab Cushion」としてデビューのち、劇伴、CM作曲家として活動。ドラマ『民王R』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』『ブラック校則』『99.9 ‐刑事専門弁護士‐』『妖怪シェアハウス』『トクサツガガガ』『民王』『臨床犯罪学者 火村英生の推理』『ブラッディ・マンデイ』、アニメ『悪魔くん』『ファイ・ブレイン 神のパズル』、舞台『物語なき、この世界。』などを担当してきた。

 井筒は「この度は『あんぱん』の音楽を担当させて頂く事になり大変光栄です。物語の舞台となる高知は僕が多感な少年時代を数年間過ごした場所でもあり、お話を頂いてとても縁を感じております。またやなせさんのお仕事やアンパンマンは僕の生活の身近にあって、いまも確かにそばにあります」とコメント。「戦前の鮮やかな時代を経て、戦中戦後の激動の時代を乗り越える人々の『生きる力』は今回の作曲のテーマでもありますが、今田美桜さん演じるのぶのハツラツとたくましい明るさや、北村匠海さん演じる嵩が描く様々なイマジネーションは、いつか多くの人々の心を震わせる希望の光です。その光を力強く、優しく、たのしく!僭越ながら音楽で表現させていただきました」と語った。

 語りは、林田理沙NHKアナウンサーが務める。長崎県生まれ神奈川県育ちの林田アナは、2014年NHK入局。長崎放送局、福岡放送局を経て、現在、アナウンス室所属。これまでに『ブラタモリ』、『NHKニュース7』、『ニュースウオッチ9』のほか、『星野源のおんがくこうろん』や『みんなのうた60スペシャル』、クラシック音楽番組をはじめとした音楽番組MCなどを担当。現在は土曜21時からのニュース番組『サタデーウオッチ9』のキャスターを務めている。

 「まさか“朝ドラ”のナレーションを担当する日が来るとは夢にも思っておらず、驚きました」という林田アナ。「私自身子どものころから『アンパンマン』が大好きで、中高時代は合唱部でやなせたかしさんの詩に触れ、やさしさに励まされました。今回台本を読んで、何度も泣きました」と明かす。

 そして「激動の時代を生き抜き翻弄されながらも、決して夢を失わなかったのぶと嵩。『正義とは何か』やなせさんのメッセージは、この二人だからこそ生まれたのだと思いますし、今の時代を生きる私たちにきっと教えてくれることがあると思います。視聴者の皆様と一緒にそっと見守るような気持ちで、半年間心を込めてお伝えします」と意気込みを述べた。

 2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』は、NHK総合ほかにて3月31日より毎週月曜~土曜8時ほか放送。

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