1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

上海国際映画祭2冠! 中国映画『来し方 行く末』4.25公開 細川岳がナレーションを務める予告編解禁

クランクイン! / 2025年1月30日 18時20分

 依頼人の一人の女性(チー・シー)は、ネットで知り合った声優仲間の弔辞が気に入らず、ウェンのもとを訪ねてくる。彼女との会話の流れで「僕は脚本家だった」と自身の過去について話し始める姿に、かつて夢見た脚本家としての夢を諦めきれない彼の葛藤がにじむ。「でも 今も物語を書いてる」という何気ない彼女の言葉をきっかけに、自転車で走り出すウェンの姿に、静かな希望を感じさせる映像となっている。

 ラストは「弔辞を代筆するという監督独自の視点から人生の意味や家族の絆について深く問いかけ、あらゆる感情を揺さぶる作品だ」と名匠ジャ・ジャンクー監督が本作を絶賛するレビューで結ばれる。

 また、予告編のナレーションは、映画『佐々木・イン・マイ・マイン』(2020)で佐々木役を演じた俳優の細川岳が担当し、「死んだ誰かについて話す人たちはどこかぶっきらぼうだったり楽しそうだったり様々だ。語り手の言葉には実感があり、表情やエピソードが素晴らしく豊かでいつのまにか身体が暖かい。映画って不思議だ。もうすこし、自分の人生を丁寧に生きたいと思った」とコメントを寄せている。

 ポスターは、ウェン・シャンが柔らかな光に包まれながらノートに何かを書き留める穏やかな瞬間を切り取っている。横には“あなたのさよなら、代筆します。”という印象的なコピーが配置され、彼が営む弔辞の代筆業を通じて、さまざまな人生に寄り添う姿を想起させる。

 下部には、ウェンが仕事の合間に頻繁に通う動物園で、白熊のゲージの前で佇むどこか悲しげな姿。中央に大きく配置されたタイトル「来し方 行く末」は、過去と未来、これまで歩んできた道とこれから向かう先の意。主人公の穏やかで深い内面に迫り、映画の静ひつなトーンが漂うデザインとなっている。

 メイン画像は、北京郊外の集合団地のサンルームで、灰皿を囲みながら会話を重ねるウェン・シャンと同居人シャオインのツーショット。2人の間にある緊張感や物語を想像させるシーンとなっている。

 映画『来し方 行く末』は、4月25日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください