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生田絵梨花、松本清張の不朽の名作『天城越え』に挑む 主人公・ハナ役に決定

クランクイン! / 2025年2月6日 16時30分

特集ドラマ『天城越え』で主演を務める生田絵梨花

 生田絵梨花が主演する特集ドラマ『天城越え』が、NHK BS8Kにて3月23日21時、NHK BSP4Kにて5月10日19時30分、NHK BSにて6月14日21時に放送されることが決まった。

 松本清張の同名小説を実写化する本作は、「色あせない記憶の尊さ」そして「永遠に消えない贖罪(しょくざい)」を描くミステリー作品。

 昭和31年。静岡県で印刷業を営む望月次郎は、定年間近の田島刑事から「刑事捜査資料」の印刷を頼まれる。その犯罪事例の中には、時効を過ぎた土木作業員殺害事件の記述があった。事件には、「修善寺の遊女」大塚ハナと、天城トンネル付近で目撃された14歳の少年が関わっていた。

 資料を読み、望月の封印していた記憶がよみがえる。「少年」は31年前の自分だった。そして大塚ハナは、初恋の女性だ。

 当時、はだしのまま手に手をとって天城峠を越えた、数時間の恋。ハナの笑顔、美しい歌声、手のぬくもり―夢のような時間のあと、自分と別れたハナは土木作業員を殺し、逮捕されたのだった。警察署での田島の強引な取り調べに、殺害を自供したのはハナであった。だが、不自然な自供ではあった。まるで誰かをかばっているかのような…。

 生田が演じるのは主人公・大塚ハナ。伊豆・修善寺の遊郭にいた遊女で、美しく華やかな外見だが、負けん気が強く、同僚や客とトラブルが絶えない。ある朝、店を抜け出して天城峠を越えようとする途中で、下田から家出してきた望月次郎少年と運命の出会いを果たす。

 茨城の寒村で生まれ、貧しさゆえ、12歳にして吉原の女郎屋へ下働きに売られたハナ。その後、伊豆へ逃亡するも、不器用な性格が災いして、男性にだまされたり人に裏切られたりの連続。絶望の中、次郎の純粋な瞳に胸打たれ、彼の未来に思いをはせる。だが、ささやかな幸福もつかの間、殺人容疑で捕まってしまう。警察の取り調べに対しても強情で、無実を主張し続ける。

 松本清張版『伊豆の踊子』と言われる『天城越え』は、今までも映像化によって数々のスターを生みだしてきた。主人公・ハナという難役に挑む生田は「『天城越え』の大塚ハナ役のオファーをいただき、過去作品を拝見したとき、自分に務まるだろうかと少しこわくなりました。ハナの生きてきた境遇や心の内を、令和に生きる自分がどれだけ想像しきれるだろうかと思ったのです。ですが、クランクインする前にスタッフの皆さまと話し合いを重ねられたこと、そして初めて扮装を纏ってカメラ前に立った時、監督から『ハナだ』と言っていただけたことで、抱えていた心配を拭ってスタートを切ることができました」とコメントしている。

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