小川紗良、本広克行監督らの“監督絶対主義”レーベル設立に「映画界でとても貴重」

クランクイン! / 2020年10月5日 19時25分

「Cinema Lab」設立会見&映画『ビューティフルドリーマー』会見に登場した小川紗良

 女優の小川紗良と本広克行監督が5日、都内で行われた映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の設立会見と、レーベル第1弾映画となる『ビューティフルドリーマー』の完成披露試写会に出席。監督の作家性を最大限に活かす“監督絶対主義”で映画を制作する本レーベルについて小川は、「このようなレーベルは映画界でとても貴重。さらに若い監督や女性の監督まで続いていくものになれば」と思いを語った。

 限られた制作予算を条件に、企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出などクリエイティブすべてを監督が自由に手掛ける「Cinema Lab」。その第1弾映画の『ビューティフルドリーマー』は、映画を撮ったことのない「映画研究会」の部員たちが“いわくつきの台本”の映画化に挑む青春映画となり、本広監督がメガホンをとった。会見には、共にレーベルに参加する監督の押井守、小中和哉、上田慎一郎も登壇。完成披露試写会には、主演を務める小川のほかヒロシエリ、秋元才加、飯島寛騎も出席した。

 参加監督たちが、日本映画界に多大な影響を与えた日本アート・シアター・ギルド(通称ATG)に着想を得て発起した本レーベル。本広監督は、「日本の傑作はAGTから出てきている。押井さんのお力を借りて、現代のを立ち上げました。ぜひ皆さん観ていただいて2弾、3弾と続いていけば日本映画界が活気づいていくのでは」と熱く意気込みを語った。

 また押井監督は、「とにかくいまの日本映画は息苦しい。なにが息苦しくしているんだろうという発想からできたレーベル。またこれは僕の持論ですが、映画は語ってもらって初めて映画になる。僕らの映画を観て多いに語っていただきたい」と熱く呼びかけた。

 続いて行われた『ビューティフルドリーマー』の完成披露試写会では、“映画研究会”で監督をする主人公のサラ役を演じた主演の小川が「私自身、学生時代に映画サークルで監督をやっていたので追体験のような不思議な体験でした」とあいさつ。続けて本レーベルについては「なかなか監督、女優としても制約がある中で、このようなレーベルは映画界で貴重。4人のベテランの世に出ている監督たちが先陣を切ってくださったので、さらに若い監督や女性の監督まで続いていくものになれば、すごく意味のあるものだなと思っています」と胸の内を語った。

 また劇中劇の出演者として本人役で登場する秋元は、大枠しかない台本に最初は不安を覚えたそうだが、即興芝居が多かった撮影を振り返り「逆に自由にやっていいよという部分が多かったので、撮影期間中にぜんぜん悩まなくて…(笑)」と告白。そんな秋元に対して本広監督は「めちゃめちゃ活舌がいいんですよ。全然ぶれない。(この役は)この人しか出来ないんじゃないかと思った」と抜てきの理由を明かし太鼓判を押した。

映画『ビューティフルドリーマー』は、11月6日(金)より全国順次公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング