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“東ドイツのボブ・ディラン”と呼ばれ、スパイだった男の生涯 『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』予告

クランクイン! / 2021年3月28日 13時30分

映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』ポスタービジュアル

 東ドイツの秘密警察に協力していた実在のシンガー・ソングライターの生涯を描く映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』より、予告編が解禁された。

 本作は、“東ドイツのボブ・ディラン”と称され、ベルリンの壁崩壊に先立つ1980年代から東ドイツで活躍していた実在のシンガー・ソングライター、ゲアハルト・グンダーマン(1955~98年)の生涯を描く伝記ドラマ。当時グンダーマンは、昼間は褐炭採掘場でパワーショベルを運転し、仕事が終わるとステージに上がり、自ら作った曲を仲間とともに歌唱。彼の希望や夢、理想に満ちた歌は、多くの人々に感動を与えていた。その一方で彼は、当時の秘密警察(シュタージ)に協力するスパイとしても活動し、友人や仲間を裏切っていた。そして1990年の東西ドイツ統一後、自身も友人にスパイされていたことを知り、その矛盾を自らに問うこととなる…。

 監督は、現在ドイツで熱い注目を集める東ドイツ出身のアンドレアス・ドレーゼン。ドレーゼン監督が、絶大な信頼をおく脚本のライラ・シュティーラーとともに10年の歳月をかけて作り上げた。知られざる人間と国家の断末魔の叫びを、ユーモアをまじえながらリアルかつ繊細なタッチですくい取った本作は、ドイツで最も権威のあるドイツ映画賞で、2019年に作品賞や監督賞を含む6部門で最優秀賞を獲得。主演を務めた東ベルリン生まれの俳優アレクサンダー・シェーアは、グンダ―マン本人と見間違うほどの神がかり的な演技を見せ、劇中で演奏される全15曲を自らカバーして歌っている。グンダーマンの妻コニーを演じるのは、アンナ・ウンターベルガー。

 予告編は、グンダーマンが、シンガーソングライターとしてステージに立つ場面や、褐炭採掘場でパワーショベルを運転する労働者として実直に働く場面から始まる。続いて彼が、仲間に隠しながら、東ドイツ秘密警察(シュタージ)の協力者として、スパイ活動を行う様子も映し出されていく。そんなグンダーマンは「なぜシュタージに?見損なったわ」「あなたの報告で、3人の犠牲が出た」と責められ葛藤。そして、「告訴されるまで待つ?」と聞かれると「公表するよ」と答える。矛盾を抱えてもがきながらも、ただひたすらに音楽を愛するグンダーマンと、その時代に生きる人々のリアルな姿が映し出された映像となっている。

 なお、現在発売中の前売り券に特典として付いてくる「カセットテープ柄ステッカー」は、実際に東ドイツで使われていたテープデザインを基に作成されたものとなっている。

 映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』は5月15日より全国順次公開。

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