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真の抵抗は命を繋ぐこと――“パントマイムの神様”の知られざる実話『沈黙のレジスタンス』予告

クランクイン! / 2021年7月4日 13時30分

映画『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』場面写真

 “パントマイムの神様”マルセル・マルソーの知られざる実話を描く映画『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』より、予告編が解禁された。

 2007年に84歳で亡くなるまで、世界中の俳優やミュージシャン、ダンサーたちに影響を与えたマルセル。マイケル・ジャクソンの“ムーンウォーク”は彼のパフォーマンスからヒントを得たというエピソードは有名だ。第二次大戦中にナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていたマルセルだが、その活動内容を自ら語ることなくこの世を去っている。本作は、これまで語られてこなかった彼の実体験を、かつての活動仲間でもあった従兄の証言や膨大な資料をもとに明らかにした作品。

 マルセルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ。自身もユダヤ人で、母親がプロの道化師だったという生い立ちを活かし、アートにのめり込み自分を表現することしか興味がなかった青年が、傷ついた子供たちとの出会いを経て人間味豊かな魅力的な人物に変わっていく姿を生き生きと演じる。

 メガホンをとるのは、ポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家・ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツ。

 予告編は、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン(エド・ハリス)が、大勢の兵士たちを前に「先ほど驚くべき話を聞いた。物語の主人公は、かけがえのない市民の1人だ」と切り出し、マルセル・マルソー(ジェシー)のエピソードを披露する場面から始まる。

 1938年。親をナチに殺されたユダヤ人孤児たち123人を、フランス・ストラスブールで迎えるマルセル。自身もポーランド系ユダヤ人であるマルセルは、「戦時中だからこそ子どもたちを笑わせたい」という思いから、緊張に包まれた孤児たちをパントマイムで和ませる。しかし世の中では、ユダヤ人迫害が激化。“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)が、閉ざされた場所でユダヤ人やその協力者たちを拷問し、無慈悲に射殺していた。

 ナチに抵抗するために組んだ仲間の命を次々に奪われ、マルセルと共に行動してきたエマ(クレマンス・ポエジー)は「復讐してやる」とナチへの徹底抗戦を誓う。しかし、マルセルはそんな彼女に「武力じゃ敵わない。それよりも一人でも多く生かすべきだ」と優しく諭す。そして、ユダヤ人孤児たちをフランスからスイスへ逃がそうと提案。幼い子供たちを引き連れて、ナチの追っ手が迫る中真冬のアルプス越えに挑む。
 
 映像の最後は「真の抵抗<レジスタンス>は、連中を殺すことじゃない。命を繋ぐことだ」というマルセルのセリフに続き、彼のパフォーマンスシーンで幕を閉じる。果たしてマルセルたちは、無事にスイスにたどり着くことができるのか。彼が見つけた<希望の道しるべ>をスクリーンで確認したい。

 映画『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』は8月27日全国公開。

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