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【二十四節気】2024年の「小寒」の読み方や意味は?何をする?

イエモネ / 2023年2月6日 19時7分

iemone.jp

【2023年2月6日更新】「小寒(しょうかん)」は、季節の指標である「二十四節気」の23番目の節気。「寒さが厳しくなる時期」という意味で、2024年は1月6日(土)〜1月19日(金)です。小寒の初日を「寒の入り(かんのいり)」といい、そこから立春までの約30日間は「寒中」「寒の内」と呼ばれる1年で最も寒さの厳しい時期に。この時期に心得ておきたい「寒中見舞い」のマナーや、ぜひ味わいたい旬の食材を紹介します。





1月6日頃からの半月間は、「小寒」と呼ばれる季節。由来や気候の特徴、この時期の楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。



小寒とは?

小寒とは「寒さが厳しくなる時期」という意味です。二十四節気の23番目で、冬を6つに分けたうちの5番目の節気。毎年1月6日〜1月19日頃にあたります。



小寒に入ることを「寒の入り」といい、次の節気である大寒(だいかん)と合わせた約1カ月間は「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれ、最も寒さが厳しい時期。水も冷たく冷え、川や池の氷も厚みを増します。気温が下がるだけでなく空気も乾燥しているので、風邪やインフルエンザも流行しやすい時期です。



松の内を過ぎたら、年賀状ではなく寒中見舞い



年賀状は松の内(1月1日~1月7日。地域によっては15日まで)に出すものなので、松の内を過ぎたら「寒中見舞い」として送るのがマナー。冒頭に「寒中お見舞い申し上げます」としたため、寒さが厳しい時期ならではの相手の健康を気遣う言葉を添えると素敵ですね。寒中見舞いは小寒と大寒の「寒中」に出すものなので、立春(2月4日頃)までに届くようにしましょう。立春を過ぎると「余寒見舞い」になるので気をつけてください。



自分が喪中のときに年賀状をくださった方への返信も、寒中見舞いが適切です。また、喪中の方へのご挨拶も寒中見舞いを活用するとよいでしょう。いずれの場合も、年賀はがきを使うのはNGです。



みずみずしい春の七草、おすすめはセリ!



小寒に決まった行事食はありませんが、1月7日には無病息災を願い「七草粥」をいただく習わしがあります。春の七草であるセリ、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)は、この時期にみずみずしく育ちます。



>>>七草粥の由来は?いつ、どうやって食べればいい?



なかでも小寒の頃の冷たい水辺で育ったセリは、葉の先までみずみずしくてシャキシャキ。おひたしやごま和えなどの副菜にするのが定番ですが、お鍋の具材にすると鮮やかな緑と独特の香りがアクセントになります。秋田の郷土料理である「きりたんぽ鍋」には欠かせない食材。ぜひご家庭の鍋にも入れてみてくださいね。



監修:三浦康子
和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。
http://wa-bunka.com/



[All Photos by shutterstock.com]






https://iemone.jp/article/lifestyle/iemone_editors_42498/



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