1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

フランス流シンプルで豊かな暮らしのヒント【5】どこの国も平日は忙しい!?マダムたちが実践中の時短クッキング

イエモネ / 2020年7月17日 7時30分

iemone.jp

みなさんが思い描く、豊かな暮らしとは? フランスで暮らしていると、毎日を工夫しながら過ごすのも、人生を豊かにするひとつの方法だと気づきます。でもそれは、憧れのスローライフとは少し異なる、ちょっとした暮らしの知恵なのです。この連載では、毎日を快適に過ごすコツやアイデアなどを南フランスよりお届けします。


今回のテーマは、時短クッキング。日本とは勝手が少し異なる、フランス流の時短クッキングをご紹介します。




フランス人も、平日はやっぱり忙しい!?

マルシェで調達した新鮮な食材を使って、手間ひまかけたお料理を楽しむのもフランスの習慣です。でもそれは、時間に余裕があるときだからこそ、できるもの。フランスは共働き世帯が多いこともあり、平日は時間をかけずに手早く料理を済ませる人が意外にも多いのです。



週末にまとめて下ごしらえ

近年フランスの雑誌でよく見かける、バッチ·クッキング特集
(C)sweetsholic

そんな背景もあり、現代のフランスではテレビ番組に雑誌、ネットでも時短クッキングや簡単レシピのアイデアをよく取り上げています。



ここ数年、こちらで人気を集めているのが「ル·バッチ·クッキング」と呼ばれる、料理の下準備。向こう1週間の夕食(プラスお弁当)の下ごしらえを、週末にまとめてやってしまおう! と言うアイデアです。もともとは英語圏から入ってきた方法なので、“batch cooking”と英語で表記します。



平日の食事作りがラクになるよう“野菜をカットしておく”、“卵を茹でてカラを剥いておく”、“肉を焼いておく”、“ピューレを作っておく”など、決まった惣菜の作り置きよりもカンタン! 下ごしらえなので、その日の食べたい気分に合わせて、パパッと調理できるのも魅力です。



※英語圏でのバッチ·クッキングだと、ラザニアやグラタンなど一品料理の作り置き&冷凍という意味合いが強いです。



ごはん作りに、自動調理器が大活躍!

我が家の調理ロボット。ひととおりの調理はもちろん、材料の重さも測れる優秀なアシスタント
(C)sweetsholic

そんなバッチ·クッキングの強力な助っ人となるのが“調理ロボット”、自動調理器です。フランス人のキッチンで見かけることが多い、人気の調理アイテムです。



我が家の調理ロボット作のリゾット。平日の夕食風景
(c)sweetsholic

シンプルに煮炊きするものから、ロボット内蔵の多彩なレシピでレストラン顔負けの料理を作ってくれる(!)ものまで、各メーカーからさまざまな自動調理器が販売されています。



我が家も昨年に購入、調理ロボットのおかげで日々の食事作りが非常にラクになりました。優秀なアシスタントのおかげで、パンやお菓子作りもラクラク!



冷食や缶詰、瓶詰めを活用



新鮮な野菜に専門店顔負けのパンや一品料理、そしてデザートまでが揃う日本でも大人気のフランス発冷食専門店「ピカール」を筆頭に、こちらのスーパーは冷食がとても充実しています。



冷食だけで、その日の夕食ができてしまうほどのラインナップです。ただ、おいしくても割高になるため、冷凍野菜を使う、メインの料理は冷凍のリゾットにするといった使い方が一般的。



当地で冷食に負けず、豊富なバリエを誇るのが缶詰や瓶詰めです。いんげんやほうれん草などの野菜、鴨肉のコンフィや肉の煮込みなど温めるだけでメイン料理になるもの、さらにはパスタの缶詰までが揃います。あっと驚く缶詰の数々を姉妹サイトTABIZINEでご紹介しているので、ご興味のある方はどうぞ!



>>>ウサギに牛タンにパスタまで、フランスの面白い缶詰〜メイン料理編〜



マダムたちが平日に作っているものって?

さて、フランス人マダムたちは、忙しい平日はどんなものを作っているの? 周囲の人たちにヒアリングしてみました!





缶詰のほうれん草、市販のトマトソース、たっぷりのチーズ、下茹で不要のラザニアパスタを重ねてオーブンで焼くだけの“超簡単ラザニア”は定番。食べきれない分は冷凍、作った日の翌日はお弁当に。(40代女性·ひとり暮らしMさん)料理が得意ではないこともあり、スイッチオンでOKの自動調理器をフル活用しています。自動調理器で作った牛肉の煮込み料理やリゾットなど、おいしいですよ。また、市販のそば粉のガレットで作る“レンチン·ガレット”も、我が家の定番です。(50代女性·共働きNさん)クロワッサンにハムととけるチーズを挟んでオーブンで焼いた“クロワッサンのホットサンド”をよく作ります。(80代女性·ひとり暮らしCさん)

「市販のそば粉のガレットに具をのせて、レンチンすればあっという間よ!」(共働きマダムNさん宅にて)
(c)sweetsholic

日本とはちょっと異なる、フランス家庭の時短クッキング。でも、パパッとおいしく、栄養のあるものを! という思いは一緒ですね。



[Photos by Shutterstock.com] 



>>>【フランス流シンプルで豊かな暮らしのヒント】バックナンバーはこちら



>>>それ、不要かも!?自称ミニマリストが断捨離してよかったと実感したアイテム5つ



>>>整理収納のプロに聞く【1】片づけとココロの健康の関係




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください