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ARで墓参り。スマートフォン利用の画期的な「スマ墓」

IGNITE / 2017年9月23日 8時0分

ARで墓参り。スマートフォン利用の画期的な「スマ墓」

お彼岸の最中だが、この週末はお墓参りにとういう方もいるだろうか。

昨今「墓じまい」を行い、墓石を撤去して墓地返還する人が増えているという。

その背景には後継者問題のほか、建てたお墓の存在が自らの死後、負担になることを危惧する思いと考えが関係する。

しかし、「墓じまい」をすれば、近隣への“改葬”や“散骨”、“樹木葬”、または別の寺院や霊園に「永代供養」お願いしなくてはならない問題も出てくる。

お墓は、自分だけで処理できない実に悩ましい問題ともいえよう。

そんな中、スマートフォンを利用した故人を偲ぶ画期的なサービスを墓石専門の石材店『良心石材』が開始している。

その名も「スマ墓」。月額500円で故人の遺骨を預かり、遺族の好きな場所を慰霊場所(お墓)にできるというサービスだ。慰霊場所は、故人との所縁の場所をGPS登録することで、その場所に遺族や関係者が訪れると同社サービスの“スポットスポットメッセージ”が現れるのである。

つまり、故人が愛した身近な場所、自宅、公園、観光地など世界中の好きな場所が設定でき、設定した場所に行くとあらかじめ設定した写真や動画、AR(拡張現実)がスマートフォンを通して見るものに個人のメッセージが伝えられるというサービスなのである。

遺族や、関係者はスマートフォンで故人の写真、動画メッセージやAR(拡張現実)を見て慰霊を行う。申込者が存命中に、将来にわたっての様々なメッセージを登録地に残すことも可能というわけだ。

お骨は最大15年間保管され、15年以降は合葬される。合葬を希望しない人にはもちろん、15年間いつでも返却可能だ。だから、お墓を建てる資金が貯まるまで、居住地に合わせたお墓の場所が決まるまでの一時預かり的な利用も可能だ。

生前に申し込むことで死後1年目は無料。遺族が払う月額500円の負担を1年間なくすことが可能となる。

遺族にとってお墓を急に用意しなければならない精神的、経済的な負担は大きい。多くの遺族の声を聞いてきたからこそのサービスであり、配慮だろう。

「お墓は不要」と考える人にとっても、「自宅にお骨を置いておくしかない」という遺族にとっても、「お墓の在り方をしばらく考えたい」という人にとっても「お墓は今のままでいい」と考える人にとってももちろん、

今後のお墓の在り方に一石を投じるサービスと言えよう。

【「スマ墓」概要】

名称: スマ墓(スマボ)

価格: 月額500円

運営・開発: 良心石材

(Y.FUKADA)

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