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ギャラクシー賞入賞!名古屋のミニシアター・副支配人に密着したドキュメンタリー

IGNITE / 2017年12月1日 18時0分

ギャラクシー賞入賞!名古屋のミニシアター・副支配人に密着したドキュメンタリー

全国各地にシネコンができたおかげで、どこでも最新の映画をすばらしい環境で楽しめるようになったのはとても良いことである反面、地元に溶け込んだ個性的な映画館が姿を消していくのは寂しいことでもある。

名古屋駅近くにある座席数51のミニシアター「シネマスコーレ」も、まさに個性的な地元の映画館。
鬼才・若松孝二監督が1983年に、大劇場で上映されない作品を掛けるためという目的で開設したこのシアター、現在はアジア映画やインディーズ映画を中心に上映している。

この「シネマスコーレ」の副支配人・坪井篤史氏は、「名古屋を映画で一番熱い都市にする」という野心をもって「名古屋 映画館革命」を実践している。
そんな坪井氏と「シネマスコーレ」を追った番組『メ~テレドキュメント「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」』が第55回ギャラクシー賞上期選考(2017年4月1日~9月30日放送分)のテレビ部門の入賞作品に選ばれた。

■ギャラクシー賞とは

放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設された。テレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制をとっており、毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選び出している。
テレビ部門においては、今後本作を含む7本の選定作品と下期選定作品(2017年10月1日~2018年3月31日放送分)を合わせた中から、ギャラクシー大賞1本、ギャラクシー優秀賞3本、ギャラクシー選奨10本(予定)が選出される。最終選考結果は、2018年6月上旬に発表予定。

メ~テレドキュメント「シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~」より

■シネコン化が進む中で、シネマスコーレは単館で奮闘を続けている

名古屋駅周辺でもシネコン化が進む中で、シネマスコーレは単館で奮闘を続けている。映画監督や出演者を招き、斬新な切り口で繰り広げるトークショーや、スクリーンの前に出演者が生で登場する演出を実行するなど、坪井氏は独自のイベントを開催して映画ファンの開拓を試み、映画監督らの信頼も厚い。

シネマスコーレの支配人・木全純治氏も、かつてはアジア映画による文化交流を図った映画界の「革命児」だった。
その木全氏の理解と協力があってこそ、坪井氏は「名古屋 映画館革命」を進めることができている。

木全氏は、坪井氏と映画の趣味が合わないと言いつつも、「映画館革命」を実現するため、劇場に高価な機材を入れたり、映画館の命であるスクリーンの前でライブパフォーマンスすることを許したりと、坪井氏を信用し、任せている。
そして、それが劇場としての魅力にも繋がっている。

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