さらに攻めた「アルファード」「ヴェルファイア」はさらに安全になった
IGNITE / 2017年12月30日 20時0分
行き着くところまで行き着いたと言うべきか、さらにゴージャスで存在感がアップしたと言うべきか……。好き嫌いがはっきりと分かれる攻めたデザインを採用しているトヨタが、ラージサイズミニバンの「アルファード」と「ヴェルファイア」のマイナーチェンジを実施し、2018年1月8日から発売する。
さらに派手になったフロントフェイスに思わず目を奪われるものの、今回の改良のメインはそこではなく、予防安全パッケージ「トヨタ セーフティセンス」の標準化、しかも“第2世代版”という点にある。
現段階でトヨタ最良となる「トヨタ セーフティセンス(第2世代)」では、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって検知対象が拡大したほか、新たな運転支援機能も追加されている。
これまでの「トヨタ セーフティセンス P」と比較すると、「プリクラッシュセーフティ」における検知対象が車両と歩行者(昼)に加え、歩行者(夜)と自転車にまで広がった。プリクラッシュブレーキが作動する速度域は、対車両で約10~180km/h、対歩行者と対自転車が約10~80km/hとなる。
新機能の「レーントレーシングアシスト(LTA)」は、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール作動時に、車線キープに必要なステアリング支援までを行う。また「先行車発進告知機能」や、道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」も加わった。
そのほか、「リヤクロストラフィックアラート」や「ブラインドスポットモニター」もグレード別に新設定している。これまで他のトヨタ車よりも安全装備の面で遅れていたアルファード/ヴェルファイアだが、今回の改良によって一足飛びの進化を果たしたことになる。
走行性能では、3.5LのV6エンジンに組み合わせるトランスミッションを6速ATから8速ATへと多段化。よりダイレクトな走りと好燃費を両立している。また、構造用接着剤の範囲拡大や高剛性ガラス接着剤の使用などによってボディ剛性を高め、操縦安定性や乗り心地を向上させている点も見逃せない。
グレードは多彩で、ボディは標準/エアロの2種類、エンジンは2.5L/3.5L/2.5L+モーターの3種類から選べる。最上級グレードの「エグゼクティブ ラウンジ」には、ブラック&ホワイトの専用内装色やプレミアムナッパ本革シート、シルバー木目調の専用加飾などが採用されている。価格は335万4,480円~750万8,160円。
(zlatan)
画像元:トヨタ自動車
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