世界最高峰ブランドのロールス・ロイスから新型「ファントム」が14年ぶりに登場
IGNITE / 2018年1月30日 18時0分
時計、鞄、ダウンジャケット、包丁、チョコレートなど、ありとあらゆるジャンルの高級品が「○○界のロールス・ロイス」と喩えられる事実もその一端を表しているが、群雄割拠の高級車ブランドの中にあっても、いまだにロールス・ロイスは別格の存在だ。
そんな世界最高峰ブランドのフラッグシップ「ファントム」が14年ぶりのフルモデルチェンジを受け、1月22日に日本デビューを果たしている。
新型ファントムは、オールアルミ製スペースフレームの「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」を初めて採用したモデルになる。より軽く、先代よりボディ剛性が約30%も高いというこの新世代プラットフォームの採用によって、ロールスならではの快適な乗り心地“マジック・カーペット”や音響快適性などのレベルがさらに引き上げられている。
ちなみにこの新世代プラットフォームは、今後求められる様々なパワートレーンや駆動方式に対応できる拡張性を持ち、近い将来に登場するであろうロールス初のSUV「カリナン(仮)」にも採用される。
新型の大きなトピックは、「世界でもっとも静粛なクルマ」と謳われる静粛性の高さだ。それを実現するべく、重さ130kg以上の遮音材、過去最大の鋳造アルミ製ジョイント、厚さ6mmで2層の艶出し処理を施したボディ、コンチネンタル社と共同開発したサイレントシール・タイヤなどを採用。車速100km/hでの騒音レベルは、先代から約10%低減しているという。
また、最高出力571ps/最大トルク900Nmを発生する6.75リッターV12直噴ツインターボエンジンは、最大トルクを1700rpmという低回転域から発生するため、余裕十分のパフォーマンス面だけではなく静粛性にも秀でる。0-100km/h加速は5.3秒、最高速度はリミッターがかかる250km/hをマークしている。
インテリアの装いは、厳選された素材と職人の手作業による贅を尽くしたロールスの本領発揮という仕上がりだ。静粛性の高さも相まって、重厚なドアの内側ではこれまで以上の別世界感が味わえるだろう。また、ダッシュボード周りに「ギャラリー」と呼ばれる強化ガラスで囲まれたスペースを用意し、オーナーが好みのジュエリーやアート作品を飾ることができるようになっている。
ボディは全長5,770×全幅2,020mm×全高1,645mm・ホイールベース3,550mmのスタンダード版と、全長を5,990mm・ホイールベースを3,770mmに延長したエクステンデッド版が用意される。価格はスタンダード版が5,460万円~、エクステンデッド版が6,540万円~。
(zlatan)
画像元:ロールス・ロイス・モーター・カーズ
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