メルセデス・ベンツの新型「CLS」は、デザインコンシャスな大人の4ドアクーペ
IGNITE / 2018年7月7日 10時0分
「4ドアクーペ」というジャンルを創出したトレンドセッター=メルセデス・ベンツ CLSが、7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた。
販売は6月25日からすでに始まっていて、価格はディーゼルモデルの「CLS 220d スポーツ」が799万円、より高性能なガソリンモデルの「CLS 450 4MATIC スポーツ」が1,038万円。
新型CLSは、メルセデスの新しいデザイン言語「Sensual Purity(官能的純粋)」を初めて採用したデザインコンシャスなモデルだ。
「Sensual Purity」の特徴は、キャラクターラインやエッジをできるだけ廃し、曲面を活かしながら陰影による豊かな表情を描き出すこと。とくに流麗さやエレガントさが重要な4ドアクーペというジャンルでは、この新しいアプローチがピタリとはまりそうだ。
サッシュレスウィンドウや逆スラントノーズ、シングルルーバータイプのダイヤモンドグリルなどは、メルセデスのクーペモデルに共通したデザインだ。
インテリアの装いも、官能的で流麗なエクステリアデザインの流れを汲んでいる。その中心に鎮座するコックピットディスプレイは、2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合した最新メルセデスに共通する仕立てだ。
特徴的な装備は、シルバーシャドー仕上げのエアコンルーバー。この内側には、64色から選択可能なイルミネーションが仕込まれていて、温度を上げた場合は赤く、温度を下げた場合は青く光るなど、操作内容が直感的にわかる機能も備えている。
また、今回からCLSクーペとして初めて5人乗り仕様(従来は4人乗り)とした。それに合わせ、40:20:40の分割可倒式リアシートを採用し、トランクスペースも拡大(490L⇒520L)して利便性を高めている。
パワートレーンは2種類。「CLS 220d スポーツ」に搭載される2.0L直4・直噴ディーゼルターボは194ps/400Nmを発生し、ロングドライブに有利なディーゼルらしい豊潤なトルクと18.6km/L(JC08モード)の好燃費を両立している。
一方の「CLS 450 4MATIC スポーツ」に搭載される3.0L直6・直噴ターボは367ps/500Nmを放つとともに、ISG(インテルグレーテッド・スターター・ジェネレーター)や48V電気システムといった最新技術によって高い効率性やインテリジェントな走りを実現している。
トランスミッションはいずれも9速ATを組み合わせる。先進運転システムも充実していて、最上級モデルの「Sクラスセダン(2017年発表)」と同等のシステムが両モデルに標準装備されている。
(zlatan)
画像元:メルセデス・ベンツ日本
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