福岡から1時間強で行ける!壱岐の島にあるユニークな宿
IGNITE / 2018年7月10日 18時0分
壱岐の島は、福岡からも対馬からも船で約1時間の距離にある自然豊かな島。大陸との交易の重要地点として古代から栄えていたが、現代では海外からの観光客の多い福岡と対馬の中間地点にありながら、外国人観光客は年間1000人程度。
そんな壱岐で、海外の客をターゲットにしているユニークな宿泊施設を紹介しよう。
■Guesthouse Lighthouse (ゲストハウス ライトハウス)
岡本清治さんは船舶機械の修理や販売をするかたわら、自宅の2階の1部屋をリノベーションし、海外からの客を迎え入れている。
「Lighthouse」に来てくれたゲストに壱岐を知ってもらいたいあまり、気づいたら島内のいたるところを観光アテンドしていた。そして自分が生まれ育った場所がこんなにも歴史があって、海外の人を感動させることに驚いた。そのことがきっかけで壱岐の歴史や神話について改めて考えるようになり、日々”壱岐”の勉強をしている。
「多くの時間を外国人と過ごしているはずなんだけど、英語が全然うまくならない・・・」と笑う岡本さんの人柄は、とても人懐っこくて温かい。
自宅の2階の1室にはダブルベッド1台と、ファミリー向けに別棟も有する(5人分の布団がひける)。
URL:http://www.lighthouse-iki.jp/
Facebook:lighthouse.ikiisland.japan/
住所:長崎県壱岐市石田町(大浜から徒歩5分)
料金:2980円〜 2泊以上から宿泊可(1泊のみは不可)
■島宿 和茶美(しまやど わさび)
手作りのゲストハウス「和茶美」をオープンさせる中尾拓也氏は2年前に、「外国人と壱岐島民の交流機会を創出したい」と、ゲストハウスの開業を決め、国境離島新法雇用機会拡充事業の補助金を取得。構想から2年、曽祖父の家を一人で改修した。宿の営業許可を今年3月に取り、客が泊まれる状態になっているにも関わらず、6月末まで客を募らなかったのは「玄関に飾る193の国旗折鶴」が完成されていないから。
日本の文化と世界の人々を繋ぐものとして考案したこの国旗折鶴は、国旗の上で24羽の折鶴が羽ばたいているもの。そんな「和茶美流おもてなし」は宿の随所に表れている。
女性用ドミトリー6名1室、男性用ドミトリー6名1室で全室オーシャンビュー。
電話:080-1786-6170
住所:長崎県壱岐市芦辺町箱崎中山触 2375
(芦辺港から徒歩30分の丘の頂上。芦辺港を一望できる立地)
レンタルバイク6台用意
■壱岐に増える、新しいタイプのゲストハウス
壱岐の島には約50件の宿泊施設がある。今までは1泊2食を提供する宿泊施設とビジネスホテルがメインであったが、観光しながら長期滞在も可能な泊食分離タイプの「ゲストハウス」第1号として「みなとやゲストハウス」が2016年にオープン。
今後も壱岐に様々な旅スタイルに合わせた宿泊施設ができ、国内はもちろん世界中からの利用が増えることに期待が高まっている。
(田原昌)
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