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プラハで暮らすような旅を体験しよう

IGNITE / 2018年7月12日 21時0分

写真

日本でもこのところ話題になっている「民泊」は、ヨーロッパでは多く利用されており、バックパッカーにとってはありがたい存在だろう。しかしこの民泊、ほとんどが家の中の一室を貸しているものが多く、プライバシーや自由度に関しては疑問を持つ。

それに対し、一棟貸しやアパートの一室をそのまま借りられるものは大手の予約サイトでも予約でき、まるでその土地に暮らしているかのような体験が可能。

自分の家のように使えるので自由度は高く、プライベートな時間を過ごせるのも魅力だ。

今回筆者はチェコ・プラハの繁華街のすぐ側にある、アパートの一室を借りて過ごした。

ホテルの場合もそうだが、各地に出掛ける予定なら、やはり利便性の高い場所を選びたい。もちろん、安全性も考えて。

プラハの場合、観光の中心に近い地域は世界遺産登録されているので、建物が古いという事は考慮しておかなければならない。そのためエレベーターがついていない建物も多く、その点は要注意である。借りたアパートにもエレベーターはなかったが、予想していたので荷物は軽くて小さめ。問題なく階段を上った。

建物自体は「ロの字」型で中央の庭が吹き抜けになっている典型的スタイルで、花の鉢がたくさん飾られていた。

借りた一室はヨーロッパらしく、天井が非常に高く何部屋もあって広い。

大きなフランス窓を開けると花の咲くベランダに出られて、プラハの街の音を聞きながらのんびりとくつろげるチェアとテーブルもあった。ここで朝食というのもオツである。

冷蔵庫はもちろん、オーブンや電子レンジ、食器類なども完備されているので料理もできる。近くにスーパーがあったので、地元の人達にまぎれながら買い物をし、ゆっくりと自宅に居るように食事をした。

ホテルやレストランでの豪華な食事もいいが、たまにはのんびりとした気分で食事が出来るというのも素敵ではないか。旅の中盤で疲れているときには特にありがたい。


ちなみにチェコのチーズやハム、ソーセージは安くてとても美味しい。またビール大国チェコならではの瓶ビールや缶ビールは500mlで20円程度、朝から一杯やるのがチェコスタイルだ。

洗濯機も完備しているので、中長期滞在者にはありがたい。日本から持ってくる荷物も少なくて済むのも利点。

長く滞在する場合、ホテルでは却って不自由さを感じるときがある。そんな時は、アパートの一室を借りて好きなように過ごすのも手。

二度目、三度目の旅行の際には試して欲しい自由度が、そこにはある。

(田原昌)

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