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【樹木希林さん地球の人々へ最後のメッセージ】「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」宝島社の企業広告に登場

IGNITE / 2018年10月29日 13時0分

■読売新聞コピー
サヨナラ、地球さん。(キャッチコピー)
靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。

人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。
用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。

ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう?そうやって考えると、がんは面白いのよ。
いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。

日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。
何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。
それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。

どう生きるかは、どう死ぬかにつながっている。いま一度、樹木希林さんの生きざまを考えてみたい。

(suchico)

宝島社HP:https://tkj.jp/
(2016年企業広告時の樹木さんのインタビューを掲載)

※朝日新聞、読売新聞ともに広告制作にあたり、遺族より生前の写真を借りている。

※キャッチコピーは、今回の広告用に制作。ボディコピーは、樹木希林さんの生前の数々の言葉をもとに、今回の広告用に制作。

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