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廃線となったローカル線跡をアドベンチャートラベルで再生。島根県の集落に欧米豪の訪日客を誘致

IGNITE / 2018年11月20日 22時0分

日本へのインバウンド観光客のほとんどは、東京、富士山、京都、大阪というゴールデンルートを周遊するのみにとどまっている。日本のインバウンド観光客が増えている一方で、地方がその恩恵を十分に受けるにまでは至っていないのが実情。

日本臭さ(古き良き日本らしさ)が色濃く残るのが地方の強み。その強みを磨いて、解りやすいストーリーに加工して伝えていくことで、顧客満足度を高めることが特徴だ。

■好奇心旺盛な世界中のツーリストの探究心と冒険心をくすぐる体験

フォトジェニックな場所で写真を撮って終わる観光や、お金さえ払えば誰でも買える贅沢なモノやコトではなく「精神的な満足感」こそが「真の贅沢」であり、あるべき「ラグジュアリートラベル」の姿であるというコンセプト。

旅の本質は「非日常」にある。人が行かない奥地へ行けば行くほど、現地でユニークな体験をすればするほど、そしてローカルの人と触れ合えば触れ合うほど増幅され、深くなっていく。究極的にはそれは人生を変える体験にもなる。

■地元の有志の協力を得て練られたディープな体験を含む旅程

今回のツアーは、地元の人だからこそ知るディープなスポットが組み合わされた特定エリア周遊型のアドベンチャーツアーとなっている。

具体的には、すでにインバウンド観光のメッカとなっている広島を起点とし、日本の神道を語る上で最重要な場所に位置付けられる出雲大社、2007年に世界遺産に登録され10年が経過した石見銀山、2018年3月を以って廃線となったJR三江線の名残り濃い江の川流域の集落、そして広島県の三次を結ぶルート。

石見神楽が通年で上演されている温泉津の温泉街での温泉体験、石見神楽の鑑賞、神楽のお面の制作体験のほか、神楽の練習風景の見学と実体験、石見地方のシンボルとも言える石州瓦の制作現場の見学、焼き物体験、江津本町のどら焼き屋さんの見学、酒蔵見学、江の川の伝説の川漁師さんのお宅訪問、学童施設での子どもたちとの交流などのディープな体験も組み込まれている。

旅の本質は「非日常」。人が行かない奥地へ行けば行くほど、現地でユニークな体験をすればするほど、そしてローカルの人と触れ合えば触れ合うほど増幅され、深くなっていく。究極的にはそれは人生を変える体験にもなる。

■日本の田舎は宝の山

景観や施設だけが観光資源ではない。地域には、我々日本人にとってはあまりにも日常化しすぎていて、「普通」にしか感じる事ができないが、実は潜在的な魅力を秘めているという「資産」が数多く埋もれている。「よそ者」にしてみれば、それはしばしば貴重な「財産」に映る。

たとえば、郷土に継承されている言い伝えや郷土史、伝統芸能、伝統工芸、暮らしの知恵……また、地域に息づく人々の暮らしぶりや、その心の中にある価値観や郷土愛、誇り。それこそがその地固有の個性であり、その地域の魅力だ。

ゴールデンルートに偏ってきた日本のインバウンドは変革を遂げ、遅れを取り戻し、世界と伍していけるようになるのか。最先端の取り組みが始まった。

リベルタ公式サイト:https://liberta-inc.com/

(MOCA.O)

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