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アヴィニョンの鐘の音を聞きながら、贅沢なステイが楽しめるホテル

IGNITE / 2018年11月25日 8時0分

アヴィニョンの鐘の音を聞きながら、贅沢なステイが楽しめるホテル

南仏・アヴィニョンの観光の中心は、やはり旧教皇庁付近。地元の人や観光客など、非常に賑わいのある街だが、どこか落ち着いた雰囲気があるのは場所柄なのだろうか。

今回はそんな旧教皇庁に近い、観光に便利なホテルを選んでみた。

アヴィニョンの駅を降りると、目の前に城壁が見える。その全長約4.3kmの城壁にぐるりと囲まれている内側が旧市街だ。

旧市街と言っても道路は広く、新しくおしゃれな店もあり、「アヴィニョンの演劇祭」を彷彿とさせるカフェや店もある。

城壁を抜け、広いCours Jean Jaurès通りを進んでいくと、さらに賑やかなRue de la République通りに入り、やがて一般車両が入れない石畳の広場「Place de l’Horologe(時計台広場)」に着く。ここには市庁舎やオペラ劇場があり、大きなメリーゴーランドやレストラン、カフェがある賑わいの中心。

そしてこの広場に面して立つのが「Hôtel de l’Horologe(オテル・ド・ロルロージュ)」だ。

部屋数は少なめだが、4つ星らしい上質な雰囲気が出迎えてくれる。デスクの人たちも親切で、レストランの予約など気軽に相談できた。

部屋の中はおしゃれではあるが、ほっとするようなアットホームさで旅の疲れを癒してくれる。バスタブがついているのも、日本人にはありがたい。

最上階の部屋が一番人気なのは、テラスがあること。街が見渡せる最高のロケーションだ。

このテラスに出て、市場で買ってきたチーズやハム、パティスリーなどを食べながらワインを頂く。夕暮れになれば旧教皇庁をはじめとする教会の鐘の音が響き、悠久の時を感じられるという贅沢。まさに、心に沁みる旅が味わえる。

せっかく素敵なテラスがあるのだから、朝食は市場で買ってきたものを頂くのもよし、ホテルの朝食を頼むのもよし。

ホテルの朝食はビュッフェ形式。ガラス張りのサンルームで搾りたてのオレンジジュースを飲みながら、バターたっぷりの美味しいクロワッサンは最高の朝食だ。

観光の利便性、そして心が満たされる心地よい滞在。それが叶う素晴らしいホテルだった。

(田原昌)

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