航続距離はついに458km! 新型「リーフe+」がEVライフを身近にする
IGNITE / 2019年1月17日 8時0分
新鮮味の薄いデザインや航続距離の短さなど好き勝手に言われてきた「日産 リーフ」だが、これまでの功績は大いにたたえられるべきだろう。
世界初の量産型EVとして初代リーフがデビューしたのは、2010年12月のこと。その後、海の物とも山の物ともつかなかったEVを育て続け、2017年に現行の2代目リーフへとバージョンアップ。いまやグローバルでの累計販売が38万台を突破するなど、押しも押されもせぬ、世界でもっとも売れているEVの座に君臨する。
そして、1月23日には航続距離を従来より約40%も向上させた「リーフe+」が追加投入される。
新型リーフe+は、より長く、よりパワフルに走れるピュアEV。増強されたリチウムイオンバッテリー(総電力量40kWh→62kWh)をはじめとした新開発e-パワートレーンによって、一充電での航続距離は、標準リーフの322kmに対して、約458kmへと大きく延びている(WLTCモード)。
この余裕は実用面で大きいだろう。これまではヒーターやクーラーを使う際に充電量の減りが気になったものだが、e+であればそういったストレスがかなり軽減される。ちなみにバッテリー容量は、8年or16万km走行まで保証される。
モーターの最高出力/最大トルクは、標準リーフの110kW(150ps)/320Nmに対して、160kW(218ps)/340Nmへとパワーアップ。エネルギー密度を25%・容量を55%向上させたバッテリーを床下に搭載するため、車重は160kg増えているものの、アクセルを踏み込んだときの加速や伸び感は明らかに向上している。
日産によると、80km/h→100km/hへの加速時間は約15%短縮、80km/h→120km/hへの加速時間は約13%短縮、最高速度も約10%向上しているという。
また、バッテリーによる重量増は“さらなる低重心”という副産物も生みだし、走りの安定感にも寄与している。
より快適なワンペダルドライブを実現する「e-Pedal」は、重量増に合わせて最適化。また、後退時の制御も合わせて見直し、駐車時などの操作をよりスムーズなものにしたという。
もちろん、先進運転技術の「プロパイロット(約30~100km/hの速度域・自動車専用道路にて速度や追従、ステアリング操作を支援)」や「プロパイロット パーキング(スイッチ操作で駐車支援)」なども採用する。
標準リーフとの見た目の違いは、フロントバンパー下部に奢られたブルーのリップスポイラー状のパーツ、充電ポートの「e+」ロゴなど。バッテリーを搭載する兼ね合いで、標準リーフに対して最低地上高は15mm下がり、全高は5mm上がっているものの、室内スペースはほぼ変わらない。
■グレードおよび価格
リーフ e+ G=472万9,320円
リーフ e+ X=416万2,320円
リーフ G=399万9,240円
リーフ X=366万1,200円
リーフ S=324万3,240円
(zlatan)
画像元:日産自動車
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