日産のプロパイロットが第2世代へ。次期スカイラインでは“手放し運転”が可能になる
IGNITE / 2019年5月25日 21時0分
「e-POWER」とともに日産の代名詞になっている「プロパイロット」が第2世代へと進化する。
「プロパイロット2.0」は、高速道路の同一車線内でハンズオフ(手放し)を可能とした運転支援システム。BMWもハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を今夏から導入すると発表したが、カーナビ連動のルート走行としては世界初のシステムになる。
このシステムでは、車両に搭載したカメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データを組み合わせて使用し、熟練したドライバーが運転しているような滑らかな走行を実現するという。
具体的な操作イメージは、まずはナビに目的地を設定。高速道路の本線に合流し、「ナビ連動走行」が可能になるとディスプレイ表示と音でドライバーに知らせる。
それを受けたドライバーがスイッチ操作で「ナビ連動走行」を開始すると、速度や先行車両との距離を自動調整しながら車線中央を走行するように支援し、ドライバーは手放しによって運転の負担が軽減される。
もちろん完全なる自動運転ではなく、ドライバーが状況に応じて直ちにハンドル操作できる状態にあることが大前提。また、ダッシュボード上に設置されたモニターカメラが、ドライバーが前方を注視しているかを常に監視している。
さらに、システムが追い越し可能と判断した場合には、ディスプレイ表示と音でドライバーに提案し、ドライバーがハンドルに手を添えてスイッチ操作で承認すると、右側の車線に移動。追い越しが完了すると、元の車線に戻れるタイミングをシステムが判断し、同様の操作でふたたび車線変更する。
また、ドライバーが自分の意思で車線変更したい場合には、ハンドルに手を添えてウインカーを操作し、システムが車線変更可能と判断した場合に限り自動車線変更する。
市販モデルへの搭載は、マイナーチェンジを受ける次期スカイラインから。発表は10月24日から開催される「東京モーターショー2019」前後になる見込みだ。
(zlatan)
画像元:日産自動車
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