チームラボ、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートで展示
IGNITE / 2019年7月11日 17時0分
![チームラボ、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートで展示](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/ignite/ignite_165716_0-small.jpg)
アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団「チーム・ラボ」。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
そのチームラボが、米国ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アートで開催中の美術展「日本美術に見る動物の姿(The Life of Animals in Japanese Art)」で作品を展示。
「日本美術に見る動物の姿(The Life of Animals in Japanese Art)」展は、5世紀の埴輪から現代にいたるまで、動物表現に関連した日米の重要なコレクションから、選りすぐりの作品300点以上が一堂に集まる、かつてない規模と内容の展覧会だ。
今回、チームラボが展示する作品は、「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」。繊細な線で描かれた升目画の世界と、升目ごとに抽象化された世界とが、鑑賞者の存在により入り混じる世界観が魅力的。
この作品は、近世日本の絵師の一人である伊藤若冲(1716 – 1800)にインスピレーションを受けている。若冲は、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する、『升目画』という特異な表現方法を残している。
升目画は、どこかコンピュータの機能的制約から生まれたピクセルアートに通ずるところがある。そこで本作は、仮想の三次元空間上で動植物を立体物として動かし、その空間を「超主観空間」によって映像作品に仕上げている。
画面の升目が固定されたまま空間は動いていくので、升目内の彩色は空間とは違う時間軸でうごめき、不思議な感覚。ワシントンD.C.では8月18日(日)までの展示だが、ぜひ日本でも見てみたい。
(Takako.S)
「日本美術に見る動物の姿 / The Life of Animals in Japanese Art」展
https://www.teamlab.art/jp/e/ngawashington2019/
#teamLab
会期: 2019年6月2日 (日)〜 8月18日(日)
時間: 月曜日 – 土曜日 10:00 – 17:00、日曜日 11:00 – 18:00
会場: ナショナル・ギャラリー・オブ・アート 東館 コンコースギャラリー(6th and Constitution Avenue NW, Washington, DC)
teamLab is represented by Pace Gallery.
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